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利き手や両手にグローブをつけるスポーツは多いですが、利き手ではない方にグローブをつけるのはゴルフ以外では珍しいです。どうしてゴルフグローブが必要なのでしょうか。
■1. 滑りにくくするため
ゴルフグローブを利き手ではない手につけるのは、グリップしたときに滑らないようにするためです。グリップが滑ってしまうと、クラブが飛んでいく可能性があるのでとても危険です。ゴルフグローブをつけずにプレーするプロもいますが、手汗をかきやすかったり握力が十分でなかったりする場合は、グローブをつけた方が安全です。
■2. 握力を補うため
特別にトレーニングをしている人を除き、基本的には利き手ではない方が握力が弱いでしょう。グリップしたときに滑ってしまうのは手汗の影響もありますが、利き手ではない手の握力が弱いことが原因のこともあります。グローブをつけると摩擦が生まれるため、握力が弱い手を補うことができ、左右の手の力を安定させられるのです。
■3.マメ防止
グリップするとき必要以上に力を入れる必要はないのですが、まだゴルフ初心者のうちは無意識にグリップする手に力が入ってしまうことがあります。そうするとすぐにマメができてしまうため、思うようにプレーできない可能性があります。手の怪我はゴルフのプレーに大きく影響するので、特に初心者のうちは素振りや打ちっぱなしでもゴルフグローブをしておいた方が安心です。
■4. 手荒れ防止や爪先の保護
女性や年配の人のなかには両手にゴルフグローブをしている人もいます。これは滑りにくくしたり、握力を補ったりするという目的もありますが、手荒れ防止や爪先を守るという意味もあるようです。特に女性はネイルをしている人も多いため、保護の意味で両手にグローブをする人もいます。
■5. 防寒
屋外で行うゴルフは防寒が欠かせません。さまざまな防寒アイテムがありますが、手先の防寒ならグローブが最適です。指先の感覚はショットを打つ際に重要ですから、グローブをつけておくことで正確なプレーが目指せます。
ゴルフグローブは大きく分けて天然皮革と人工皮革の二種類があります。それぞれの特徴と価格相場を知っておきましょう。
■天然皮革
天然皮革のゴルフグローブはエチオピアシープと呼ばれる羊の皮を使用したものが多いといわれています。柔らかい素材でフィット感が高く、グリップを安定させられます。ただ水に弱いため、雨の日のラウンドや汗をかいた時はしっかりメンテナンスが必要です。
■人工皮革
人工皮革はさまざまな人工素材を用いて天然皮革に近い使用感が得られるように作られています。耐久性が高く洗濯できるものを 購入すれば、お手入れは簡単です。天然皮革に比べると厚みがあり、グリップ感やフィット感は劣ります。ただ価格的には人工皮革の方がリーズナブルです。
■価格相場
ゴルフグローブの価格は人工皮革の方が圧倒的に安いです。ただ同じ人工皮革でも、素材や機能性、ブランドによって値段には大きく開きがあります。安ければ500円程度ですが、1,500〜2,000円程度のものを選ぶ人が多いようです。
天然皮革も使用している革の品質によって異なります。3000円程度で購入できるものもありますが、高いものでは2万円以上することもあるようです。
ゴルフグローブを選ぶときは、何よりも自分の手にフィットしていることが重要です。ゴルフグローブを選ぶポイントを紹介します。
■1. 手のひらのサイズ
まず手のひらのサイズをはかります。ただ単に手のひらの大きさを測るのではなく、小指の付け根1〜2センチ程度のところから人差し指の付け根1センチ程度の場所を通るように外周を測りましょう。
■2. 試着をする
手のひらの外周を基準にサイズ選びをしますが、人によって指の長さはそれぞれ違います。ブランドによって指の長さに違いがあるので、試着して指の先に遊びがないか、逆にキツくないかを確かめましょう。素材によって質感の違いもありますので、つけ心地に違和感がないものを選ぶようにしてください。
■3. デザイン
ゴルフはファッションも楽しみの一つでしょう。ゴルフグローブもファッションアイテムの一つですから、デザインにこだわるのも重要なポイントです。普段着ているゴルフウェアメーカーのものでコーディネートしてもいいかもしれません。
ネットでもさまざまなゴルフグローブが売られていますが、自分にフィットしたものを選ぶためには試着した方が確実です。特に最初のゴルフグローブはゴルフショップに行ってフィット感を確かめてみてください。
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