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【野菜】
そろそろ9月で食べおさめの旬野菜は、
あおとうがらし、あしたば、いんげん おくら、ズッキーニ、ナス、ゴーヤ等。
これから美味しい旬野菜は、
かぼちゃ、さつまいも、さといも、しめじ、ちんげんさい、とうがん等。
まつたけもこれから時期を迎えます。落花生は9月末には出てきそうですね、新鮮な落花生が運よく手にはいったら、塩ゆでに。しゃりしゃりほくほくの独特の食感と、口の中に広がる甘みは、手がとまらなくなる美味しさです。
秋なすは、7月末くらいまでに収穫した後、枝を切り戻すことで、再び枝が元気になり、たくさんの実をつけ収穫されるものです。夏のナスよりもうま味が凝縮しているという人もいます。そんなたくましさや「成す」と音が重なることから、縁起物とされています。黒紫色の皮に含まれるアントシアニンは抗酸化作用もあると言われていますから、いただいておきたい旬の野菜の一つですね。
焼きナス、さばナス、ナスのそぼろ煮、田楽、みそ炒め、煮びたしなど、美味しい食べ方がたくさんあります。
【参照】
みんなのきょうの料理(秋ナス レシピ一覧)
【果物】
9月での食べおさめ旬果物は、
ブドウ、マスカット、なし、シークワーサー等。
今年は果物狩りはなかなか難しいかもしれませんが、人気の巨峰やデラウェアはみずみずしく甘み酸味バランスがよくいただくと元気が出ますね。
これから美味しい旬果物はいちじく、くり、柿などでしょうか。
今年の9月の中秋の名月は9月21日です。お月見には、お団子の他にサトイモや栗をお供えしますが、季節の果物を供えるのもよいですね。
【海産物】
産地によって異なりますが、おおむね9月のうちに食べておきたい旬の魚介類は、
くるまえび、あわび、かんぱち等。
夏から秋にかけて旬の魚、お刺身で定番のかんぱちは、その名の通り、幼魚の間に眉間に八の字の模様があることに由来しているそうです。
これから美味しい旬の魚介類は、
いくら、さんま、いわし、かつお、鮭、しらす、たちうおなどでしょうか?
8月末から、いくらも出回りはじめているようです。この時期にしか味わえないものを楽しみたいですね。
9月の花期がはじまる旬のお花は、
彼岸花(曼殊沙華)、きんもくせい、りんどう、菊、金魚章、シュウメイギク、フウセントウワタ、セッカケイトウなどがあります。菊はたくさんの種類がありますね。
9月9日重陽の節句は、「菊の節句」とも言われています。旧暦9月は現在の10月にあたり、菊も見頃、品評会が盛んに行われていました。その流れか現代も10月に品評会が開催される地域が多いようです。一方で、現代の重陽の節句は、3月3日の桃の節句にかけて、大人の女の人の健康や長寿を祝う日としている地域もあるようです。
9月21日は中秋の名月。お月見には秋の七草のひとつススキが供えられますが、女郎花(おみなえし)、萩(はぎ)、桔梗(ききょう)、葛(くず)、フジバカマ、撫子(なでしこ)も9月に見頃を迎える花たちです。一緒に供えるのも秋の風情があり、とても素敵ですね。
お彼岸には、精進料理をご自宅でいただくのもいいですね。
精進という言葉は、仏の教えによって、ひたすらに仏道修行に努めることを言います。悟りをひらくための大事な過程で、その精進の実践のひとつに、美食を戒め粗食であれという行いがあります。殺生を戒める仏教の教えにより、肉類・魚介類を使用せずに、穀物・豆類・野菜などの食材だけで料理をしたのです。
現代の「ヴィーガン」と呼ばれるライフスタイルと共通点があるかもしれません。動物性食品(肉、乳製品、卵、蜂蜜など)を含まない食事を取り入れているとされていますが、一切食さない人から少しずつ取り入れている人まで、さまざまなスタイルがあるようです。
精進料理も取り入れ方にスタイルが様々ありそうです。ネット上に様々なレシピがアップされていますね。ヘルシーで旬の野菜や果物がもりだくさん。胃の負担を減らし普段は菜食だけど、疲れているときはお肉を食べるなど、ご自身の体調や体力を主軸にしたペースで取り入れてみるのもよいのかもしれません。
・参照
真言宗豊山派金剛院サイト
立春から数えて210日を超えた今の季節は、秋雨前線や台風などから農作物が守られ豊作となるよう祈る風鎮祭が各地で行われます。
9月は、新学期のスタートの他に、豊作を祈る祭事や重陽の節句、お月見、敬老の日やお彼岸などが控えています。普段、当たり前にある環境や人とのつながり、健康へ感謝するチャンス。自分の心を豊かにしたり、元気にするものを取り入れて、どうぞ9月も健やかにお過ごしください。