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こたつ布団を自宅の洗濯機で洗えるかどうか判断するには、布団の裏側についている洗濯表示のタグをチェックします。洗い桶に「30」「40」などの数字がついている「家庭洗濯」のマークがあれば、家庭用洗濯機でこたつ布団を洗濯することが可能です。ただし、洗い桶の下に1本線または2本線が入っている場合は、「ドライコース」「ソフトコース」「おうちクリーニングコース」などを使って通常より弱い力で洗濯する必要があります。これらのマークが入っているこたつ布団を洗濯する場合は、自宅の洗濯機にドライコースやソフトコースの機能がついているかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。
一方、洗い桶に手が描かれている「手洗い」マークや、洗い桶に×印がついているマークがある場合は、残念ながら家庭用洗濯機を使ってお手入れすることはできません。ただ、手洗いマークのこたつ布団に関しては、後述する足踏み洗いでお手入れすることが可能です。
自宅の洗濯機でこたつ布団を洗うときに注意したいポイントを5つご紹介します。
■1.洗濯機の容量をチェックする
1~2人暮らし向けの6~7kgタイプの洗濯機の場合、洗濯槽のサイズも小さいので、こたつ布団が収まりきらない可能性があります。無理やり布団を押し込んで洗濯しようとすると、生地が傷んだり、洗濯機が故障したりする原因になりますので要注意です。
■2.おしゃれ着洗い専用の洗剤を使用する
こたつ布団は意外とデリケートです。通常の洗剤を使って洗濯すると、表面が毛羽立ったり、生地がよれてしまったりするおそれがあります。こたつ布団を長持ちさせるために、できるだけおしゃれ着洗い専用の洗剤を使用しましょう。
■3.目に見える汚れは事前に取り除く
ゴミやホコリ、食べかすなど目に見える汚れは、掃除機などを使って事前に取り除いておきましょう。掃除機で吸引すれば、ゴミやホコリだけでなく、目に見えないダニやノミなども除去できます。
■4.目立つ汚れは部分洗いしておく
食べこぼしなどでシミになった部分は、洗濯機で洗う前に手作業で部分洗いしておくのがおすすめです。部分洗い専用洗剤の原液、または水で薄めた台所用の中性洗剤を汚れた部分につけ、布などで軽く叩いておきましょう。
■5.大判の洗濯用ネットを使用する
こたつ布団をそのまま洗濯機で洗うと、中綿がよれたり、洗濯槽から洗濯物が飛び出たりする原因になります。こたつ布団は事前にじゃばら折りにするか、くるくると巻いてから大判の洗濯用ネットに入れて洗濯しましょう。
家庭での洗濯不可、または洗濯機の容量が足りないといった理由で洗濯機が使えない場合は、足踏み洗いする方法もあります。
ここでは家庭でこたつ布団を足踏み洗いする方法をご紹介します。
■1.目立つ汚れは部分洗いする
洗濯機を使う場合と同じく、汚れが目立つ部分はあらかじめ部分洗いをしておきます。
■2.浴槽で踏み洗いする
浴槽に40℃前後のお湯を溜め、洗濯用洗剤を入れたら、こたつ布団を浸します。裸足で浴槽に入り、こたつ布団をまんべんなく踏んで汚れをお湯の中に押し出します。布団に対して垂直に力がかかるようにすると、型崩れ防止につながります。
■3.すすぎ洗いする
2~3回お湯を変えながら、踏み洗いと同じ要領ですすぎ洗いを行います。泡や汚れが出なくなるまで、丁寧にすすぎましょう。
■4.こたつ布団を乾かす
すすぎ終えたらお湯を抜き、足踏みしてこたつ布団の水を切ります。その後、浴槽のへりにかけて1~2時間ほど放置したら、直射日光が当たらない場所で干します。2本の物干し竿に渡して干すか、あらかじめ数本のハンガーをかけて、その上からかぶせるようにすると、風が通って乾きやすくなります。
こたつ布団には汗や皮脂、食べこぼしの汚れなどが付着しているので、そのまましまうとカビや虫食いの原因になります。家庭洗濯可のマークがあれば、家庭用洗濯機または足踏み洗いでお手入れできますので、しまう前にきれいにお洗濯しておきましょう。
大型のこたつ布団は部屋干ししづらいので、天気予報専門メディア「tenki.jp」で公開している「洗濯指数」を確認し、「大変よく乾く」「よく乾く」日を狙って外干しするのがおすすめです。洗濯指数は10日先まで公開されていますので、こたつ布団のお手入れ計画にぜひご活用ください。