日本特有の四季に沿った『旬』という考え方。旬のものは栄養価が高く、値段自体も安くなるので私たち消費者にとって嬉しいことばかりです。そして寒い今の時期に食べたくなる旬の食材といえば牡蠣!
ただ、牡蠣はあまり日持ちしないため沢山買っても消費期限以内に食べきれなかった場合、非常に勿体ありませんよね。そこで今回は、旬の牡蠣を長く楽しめるおすすめの作り置きレシピを2種類ご紹介します。

【参照】e-ヘルスネット

ぷりぷり食感がたまらない牡蠣を使った作り置きレシピ


海のミルク『牡蠣』は栄養満点♪

牡蠣は100gあたり70kcalと貝類の中でも比較的低カロリー。海のミルクと呼ばれているほど栄養素が豊富で『たんぱく質』をはじめ、『ビタミンA』・『鉄分』・『亜鉛』・『カリウム』などが多く含まれています。
また、鉄分はビタミンCと一緒に摂取することで体内への吸収率が高まると言われていますので牡蠣を食べる際はビタミンCが豊富なレモン汁をかけたり、サラダなど野菜を使ったメニューと組み合わせるようにすると良いでしょう。

【参照】食品成分データベース
【参照】食品成分データベース
【参照】eJIM
【参照】ニプロ
【参照】江崎グリコ

レモンに含まれるクエン酸には殺菌作用があると言われています。


牡蠣の作り置きレシピ1.アレンジは自由自在『牡蠣のコンフィ』

コンフィとは食材を油でじっくり煮込んでいくフランス伝統の調理法。たっぷりのオイルで調理し、そのまま漬けておくことで微生物の繁殖を防いだり食材劣化の原因である水と酵素を遮断できると言われています。
そのままはもちろん、パスタの具材として使用したりバゲットの上にのせて食べても美味しいですよ。冷蔵保存で1週間以内を目安にお召し上がり下さい。
〜牡蠣のコンフィの作り方〜
<材料>
・牡蠣 2パック(200〜250g程度)
・にんにく 1片
・ローリエ 1枚
・鷹の爪 1本
・塩 小さじ1/3
・黒胡椒 少々
・片栗粉 大さじ1
・オリーブオイル 適量
<作り方>
1. 牡蠣に片栗粉をまぶし、水を入れたボウルでふり洗いします。汚れが出てくるので水を2〜3回替えながら洗いましょう。
2. キッチンペーパーを使って1の牡蠣の水気を優しく拭き取ります。
3. にんにくは半分に切り、芯を取ったら包丁で潰します。鷹の爪はヘタと種を取り除き小口切りにします。
4. 小鍋に牡蠣を並べ入れ、3とローリエ・塩・黒胡椒を加えたらオリーブオイルをひたひたになるまで注ぎ入れます。
5. 弱火にかけて20分程度じっくりと煮込んでいきましょう。
6. 蓋つきの保存容器に移し、粗熱がとれたら冷蔵庫で一晩寝かせます。

【参照】日経スタイル

隠し味にオイスターソースを少々加えるのもおすすめです。


牡蠣の作り置きレシピ2.ご飯が止まらない!『牡蠣の甘露煮』

続いてご紹介するのは生姜の香りと牡蠣の旨味がたっぷり詰まった甘露煮のレシピです。生姜の香り成分「シトロネラール」には消臭作用や食欲を増進させる働きがあると言われています。
また、5の工程で煮汁を煮詰める際は焦げやすいので十分注意しましょう。
〜牡蠣の甘露煮の作り方〜
<材料>
・牡蠣 2パック(200〜250g程度)
・生姜 2片
・醤油、みりん、酒、砂糖 各大さじ2
・塩 大さじ1
<作り方>
1. ボウルに牡蠣と塩を入れて優しく揉み洗いします。流水でぬめりが取れるまで洗い、ザルに上げて水気をよく切りましょう。
2. 鍋に醤油・みりん・酒・砂糖・千切りの生姜を加え、強火にかけます。
3. ふつふつしてきたら1の牡蠣を投入して、弱火に切り替えます。
4. 牡蠣の色が白っぽくなってきたら一旦取り出します。
5. 煮汁だけを半量になるまで煮詰めたら再び4の牡蠣を入れて強火にし、煮汁がほとんどなくなるまで更に煮詰めたら完成です。

【参照】農林水産省

冷蔵保存で4〜5日間保存可能です。


作り置きレシピは忙しい女性の味方

牡蠣の作り置きレシピを用意しておけば急な来客があった際もパパッと食卓に出せますし、何より調理の手間が省けるので忙しい平日の夕食準備の救世主となります。
「旬のうちに思う存分牡蠣を楽しみたい!」という方は是非、週末やゆっくり時間がある時にまとめて作ってみてはいかがでしょうか?

牡蠣の常備菜で暮らしにも気持ちにも余裕を♪

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 【旬の味覚!牡蠣】忙しい時も便利な作り置きレシピで長く美味しく楽しもう