- 週間ランキング
海で泳いでいるときのサンマの口の先は黄色をしています。この黄色が保たれるのは水揚げからおよそ3日と言われており、店頭のサンマの口の先がまだ黄色であれば、水揚げからあまり時間が経っていないことがうかがえます。なお、口の先の色は鮮度が落ちるにしたがって次第に茶色く変化していきます。
これは昔からよく知られている選別方法ですが、サンマのお尻の方を掴んで刀のように立てた時、鮮度が良いものほど真っ直ぐ立ちます。ヨレて頭が下を向くようならあまり鮮度が良いとは言えません。
魚は内臓から痛み始めるので、お腹を触った時の感触がより固い方が新鮮ということになります。同様に、魚は死ぬと徐々に黒目の周りが白く濁っていきます。黒目の周りが透明なものを選ぶと良いでしょう。なお、サンマの黒目自体が白くなっているのは水揚げの際についた傷によるもので、鮮度のバロメーターにはなりません。
旬を迎えたサンマは必須アミノ酸をバランスよく含んだ良質なタンパク質のかたまり。また、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などの不飽和脂肪酸が多いほか、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンEなども含んでいて美容や健康維持に適した食材です。美味しい上に栄養満点の旬のサンマは家族の食卓にピッタリの食材です。