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大雪山は北海道のほぼ中央に位置します。大雪山という一つの山ではなく、旭岳をはじめ2000m級の山を含む山域を総称して大雪山とよび、一帯は国立公園に指定されています。広さは約23万ヘクタール。東京都の面積よりも広く、日本最大の広さを誇る国立公園です。
大雪山の中でもっとも高いのが旭岳。標高2291mで、日本一紅葉が早くはじまるといわれています。標高約1100mに位置する山麓駅から、約1600mの姿見駅までは、旭岳ロープウェイで登ることができます。
ロープウェイに乗れば、眼下には広大な北海道の山の光景が広がります。特に紅葉の時期は、緑、赤、橙色、黄色などに山が色づき、まさに絶景。毎年多くの観光客が訪れます。
大雪山の最高峰である旭岳にはライブカメラが設置されていて、深まりゆく紅葉を、日々チェックすることができます。ただ、ライブカメラなので当然ながら、夜間に眺めても、真っ暗で何も見えませんので、ご注意を。
・旭岳姿見駅ライブカメラ
一般社団法人ひがしかわ観光協会が運営するサイト「ようこそ東川」では、ライブカメラによって旭岳を見ることができます。標高1600mの旭岳ロープウエイ姿見駅に設置されたカメラで、1時間ごとに更新される静止画像が見られます。日々見ていると、山が徐々に色づいていく様子がわかります。
・旭岳姿見2
火山を監視するための気象庁の監視カメラ画像です。火山としての旭岳を監視しますが、画面手前には高山植物が見られます。
旭川市と旭岳のちょうど間に位置する忠別湖からは、雄大な旭岳を望むことができます。風がない日、波が立たない湖面は、まるで鏡のように旭岳を映し出します。
忠別湖は周囲が森に囲まれているため、比較的風が穏やかな湖なので、ボートやカヤックに乗って、四季折々の景色を満喫することができます。
・大雪山(忠別湖東)
火山を監視するための気象庁の監視カメラ画像です。旭岳を全体的に見ることができます。
北海道では9月の中旬にぐんと冷え込む日があり、ストーブをたいた方も多かったのではないでしょうか。北海道ではストーブをたくと室温が26℃に。かたや日本の南西部では暑いのでエアコンを26℃に設定している…。暖房と冷房で同じ室温になるなんて、日本は南北に長い国なんだなあと改めて考えさせられました。
季節は秋へと向かっています。桜前線とは逆に、紅葉前線はこれから徐々に南下します。広い北海道の紅葉は、これから11月上旬ころまでが見ごろです。今年はライブカメラで各地の紅葉をチェックしてみるのも、おもしろいかもしれませんね。