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テレビのコマーシャルや街の中でBGMとして耳に入ってくる機会が、意識してみると意外に多いのがジャズ。でも、音楽好きな人が一家言を持っていて、ジャズを聴きなれない人にとっては、なんだか難しそう、というイメージを持ってしまうかもしれません。今回は、「はじめまして」という気分で気軽に楽しんでもらえるものをセレクトしてみました。
☆ジャズのそもそも
1900年頃、アメリカの港町、ルイジアナ州ニューオリンズで誕生したとされています。具体的な経緯ははっきりしていませんが、ニューオリンズという場所柄、多種多様な人種が集まり、新しいものが生まれやすい背景があったようです。創成期の代表的なミュージシャンといえば、トランペットのルイ・アームストロング。独特なしわがれ声も魅力のひとつです。代表曲の『What A Wonderful World』は、ほとんどの人が一度は耳にしたことのある曲ではないでしょうか。
ニューヨークを中心にプロとしてスタートし、日本のジャズ界を牽引してきた存在です。力強くも繊細で、様々な音楽を楽しませてくれる技量はさすがと言わざるを得ません。
☆最新のアルバム
大西順子セクステット 『XII(twelve)』/SOMETHIN'COOL (2018年12月リリース)
ソロやデュオ、トリオなどたくさんの活動を続けてきた彼女が、新たに結成したのが3つの管楽器を含むセクステット(6人編成のグループ)。より厚みのある音楽を楽しむことができます。
演奏スケジュールや詳細は大西順子公式ホームページにてご確認ください。
アルバム『Road To Chopin』やニューヨーク・フィルに招かれたりと、ジャンルや垣根を超えて、幅広く活動を続けています。多彩、多才な演奏が魅力的です。グラミー賞ノミネートや紫綬褒章受章など、世に才能を認められた人でもあります。自身の率いるビッグバンド「No Name Horses」が2020年に15周年となり、ツアーなど精力的な活動が始まっています。
☆最新のアルバム
小曽根真featuring No Name Horses 『アンティル・ウィ・ヴァニッシュ 15×15』/ユニバーサルミュージック(2019年12月リリース)
演奏スケジュールや詳細は小曽根真公式ホームページにてご確認ください。
今、最も勢いがあって国内外で活躍しているジャズピアニストの1人ではないでしょうか。17歳でジャズ界の巨匠ともいえるチック・コリアと共演し、以降、華々しい活躍が続いています。独特の演奏スタイルで、観る人・聴く人が引き込まれるような情熱的な演奏です。観客や会場を一体に巻き込んでいくステージは圧巻で、ぜひ、生で体感してほしいと思います。
☆最新のアルバム
上原ひろみ 『Spectrum』/ユニバーサルミュージック(2019年9月リリース)
演奏スケジュールや詳細は上原ひろみ公式ホームページにてご確認ください。
まさに上品、優雅というジャズのイメージを体現したかのような演奏です。巨匠ハンク・ジョーンズも絶賛したというピアニストです。音色がとても美しく、アルバムのタイトルにもなっている「ティアラ」や「ダイヤモンド」のように、まばゆい輝きを感じさせてくれます。
☆最新のアルバム
川上さとみ 『バレリーナ』/ポニーキャニオン(2015年10月リリース)
演奏スケジュールや詳細は川上さとみ公式ホームページにてご確認ください。
力強さとはまた違う太い音、そしてとてもメロディアスな演奏。『ジャズ批評』誌・ジャズオーディオ・ディスク大賞2011“金賞”受賞した実力派です。たくさんの音があるのではなく、よく絞られた音のおかげか、とても重厚で、それでいて後から口ずさんでしまうような素敵な旋律の後味があります。最新のアルバムではメイン盤の他に別マスタリング盤もついており、彼女のメロディアスな演奏を深く楽しむことができます。
☆最新のアルバム
寺村容子トリオ 『Graceful Touch』/寺島レコード(2019年11月リリース)
演奏スケジュールや詳細は寺村容子公式ホームページにてご確認ください。
※敬称等は略させていただきました。
※最新のアルバムや時期については、記事作成時点によるものです。