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普段の生活をしている場所をパーティー会場にする際に、気をつけておきたいのは『日常感が出ないこと』。出しっぱなしにしているものは撤去してしまいましょう。使用しない部屋に並べて隠してしまって、最後に大掃除ついでに片付けるのもひとつの手。撤去できないものは布などで覆ったり、カフェカーテンのようにして隠してしまいましょう。
人を呼ぶ際に考えておきたいことが「動線」です。玄関前から会場となる部屋、トイレなど、人の動きをなぞってみておきましょう。靴や傘、コート、荷物など、ゲストの持ち物の置き場所を先に決めておくとスムーズです。荷物を置く場所については、小さなラグなどで区画を決めてしまうと分かりやすいですね。100円ショップなどで安価に購入できるカラーボックスに使う仕切りは、個々の荷物入れとして、忘れ物なども少なくなって喜ばれます。またゴミ箱も、分別ごとに準備しておくと後片付けがとても楽になります。
次に、お部屋を飾ってみましょう。ホームセンターや雑貨店などで剥がしやすいシール状の装飾やガーランドが売られていて便利ですが、手作りするのも、思ったほど難しくはありません。また、丁寧にしまっておけば再利用もできるのでおすすめです。ゲストの動線に合わせてガーランドを飾っておくと、初めて来た人も迷わず、会場となる場所の統一感が出ます。
☆簡単!ガーランドを手作りしてみよう☆
<用意するもの>
・A4サイズのデザインペーパー(柄が違うもの2種類以上)
・麻ひもや毛糸
・はさみ
・のり、テープ
<作り方>
1. デザインペーパーに長辺4等分、短辺2等分で8個の長方形ができるように折り目をつけます。
2. 短辺と平行になっている折り目を切って、真ん中に折り目が1つ付いた4つの長方形を作ります。
3. 他の柄のデザインペーパーも同じように切っておきます。
4. 切ったものを折りあとに合わせて二つ折りにして、「わ」が上にくるようにし、頂点が下の二等辺三角形に、はさみで両側を切ります。
5. 同じように、全ての材料を二つ折りの二等辺三角形にします。
6. ひもに付けていきます。開いた三角形の「わ」の部分にひもを置き、ひもの少し下側と二等辺の部分にのりを付けて貼り合わせます。
7. 等間隔に三角形をひもに付けたら完成です。
ホームパーティーの醍醐味は、やっぱりみんなでワイワイ食べることではないでしょうか? ホストが気負わずに準備するには、メニューと段取りがとても大切です。せっかく来てくれたお客様の相手もできずにキッチンで過ごすのは、残念ですし自分も楽しめません。
そこで『事前に準備できるもの』と『当日(直前)に準備するもの』、そして『ゲストとともに楽しむもの』と分けて考えてみるのもよいかと思います。
『事前に準備できるもの』
最初に考えておくべきはやはりメニューでしょうか。事前に準備できるものが多いほど、メニューの数を増やすことができますし、当日も楽になります。前日までに準備できるメニューとしては、マリネやピンチョス、スープやカレーなどの煮込み系のもの、冷やして保存しておいても美味しいハムやキッシュ、ゼリーやプリン、チーズケーキなど。クリームを使うスイーツは避けるか、クリームの代わりにアイスクリームを乗せることで代用することもできます。当日直前に準備するのに必要な材料でも、蒸したり、切ったり、成形しておくことができるものは下ごしらえを済ませておきましょう。買い物はもちろん前日までに済ませてしまっておきましょうね。意外に見落としがちなのが、お皿やカップ、フォークやスプーンなどのカトラリー類。人数+αで考えておきましょう。
『当日(直前)に準備するもの』
当日は何かと気持ちも慌ただしく、落ち着かないもの。チェックリストを準備しておいて、再度、段取りの確認などするとよいでしょう。できる限り、直前に準備することを少なくしておくことがコツです。作ったものをお皿に乗せたり、飾ったり。葉物類を使ったサラダなどは当日準備することになります。食べる時に、各自の好みで味つけができるように、マヨネーズやケチャップ、ドレッシング類などは器にあらかじめ入れておくのもおすすめです。温かいお茶なども当日の準備になりますね。
『ゲストとともに楽しむもの』
パーティーが始まってからゲストとともに準備するのも、一緒に楽しめるイベントになり、おすすめです。みんなで作って、出来立てを食べるのはとても楽しいもの。そこで活用したいのが、ホットプレートとたこ焼き器です。たこ焼き器は、ホットケーキミックスとウインナーでアメリカンドックを作れたり、お好みの材料とニンニク・オリーブオイルで簡単にアヒージョを作れたりと重宝します。定番のたこ焼きだけではないレシピをぜひ楽しんでみてください。また中華せいろ型の蒸し器をお持ちなら、カセットコンロで蒸し器をセットしてみては。せいろごとに様々なものを蒸すことができますよ。今回はホットプレートを活かしたレシピをご紹介します。
☆後は熱するだけの「チーズタッカルビ」☆
<材料>
とりもも肉 1枚
じゃがいも 1個
玉ねぎ 1個
キャベツ 4、5枚
サラダ油 大さじ1
ピザ用チーズ 150〜200g
*みそ 大さじ3
*ケチャップ 大さじ3
*おろしニンニク 小さじ1/2
*おろししょうが 小さじ1/2
<作り方>
事前準備1
鶏肉、じゃがいもはひと口大に、玉ねぎはくし切り、キャベツは食べやすい大きさにざく切りにする。
事前準備2
切ったじゃがいもはラップをかけて電子レンジ(600W)で3分加熱しておく。
事前準備3
*印をボウルに入れて混ぜ合わせ、鶏肉を1時間ほど漬け込んでおく。
事前準備4
ホットプレートにサラダ油を塗り、軽くタレを切った鶏肉、野菜を並べて蓋をしておく(タレと入りきらなかった野菜は取っておく)。
その場で1
ホットプレートを中火で熱する。
その場で2
鶏肉に8割ほど火が通るように、焦がさないよう全体を炒める。
その場で3
入りきらなかった野菜と残しておいたタレを加え、全体を混ぜ合わせる。ふたをして4~5分蒸し焼きにする。
その場で4
ふたを外し、全体を混ぜ合わせたら、ホットプレートの中央を空けてチーズを加える。
その場で5
再び、ふたをして2~3分蒸し焼きにしてチーズが溶けたら出来上がり♪
ホストであれば当日に盛り付けるだけのメニューを、持ち寄りのパーティーであれば火を使わずに食べることができるものを選びましょう。マリネやピンチョス、パンとディップなどが手軽でおすすめ。中でもピンチョスは、型抜きをして下ごしらえした野菜やチーズなどを串に刺すだけと簡単! 見た目もカラフルで華やかになります。
ホストは事前の準備から後片付けまで、様々な形でおもてなしの心を込めてくれているはずです。そんなホストに、少しばかりでも感謝の気持ちを伝えられる手土産を持参してみてはいかがでしょう。ちょっとした気遣いに、ホストはきっと喜んでくれると思います。でも「どんなものがいいだろう」と悩んでしまうことも多いかもしれません。ぜひ下記を参考に、お土産選びも楽しんでみてください。
・食べ物ならば、日持ちするものを
きっとホストはたくさんの食べ物を準備してくれているはずです。パーティー中は食べられないこともあるかもしれません。また、パーティーの後は疲れているかもしれません。そんな時に日持ちするものを手土産にしておくと、とても喜ばれます。
・手料理を持って行くならば、ホストのキッチンを借りないで済むように
火を使わずに済んだり、切り分けてある状態で持参するようにしましょう。器なども借りることなく、ホーロー容器などで持っていけば、そのまま出すこともできて便利です。取り分け用の道具も忘れずに持っていきましょう。冷たいものも、保冷バッグやクーラーボックスなどで持参すると冷蔵庫を借りずに済むので喜ばれることが多いです。
・あなたらしさ、もアリです
例えばお気に入りの音楽やお花など、あなたの好きなものをプレゼントするのも手です。話が広がって新しい発見があるかもしれません。花などはそのまま飾ることができるように、花器も一緒に持って行くと、とても喜んでもらえます。
参考
エプソン
マルコメ株式会社
暮らし上手の持ちよりレシピ/枻出版社