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この時期に旬を迎える栗もそのひとつですが、栗は皮をむくのが少々面倒という人も多いかもしれません。でもその分、栗ご飯に代表されるように、秋の味覚の代表選手としても、そのおいしさは格別です! そこで今回は、栗の上手な皮のむき方と、栗ご飯のレシピをご紹介しましょう。
栗の皮むきは、下準備がポイントです。
●事前に栗を水に1日ほどつけておく。
皮を水につけておくと、皮が軟らかくなるので、各段にむきやすくなります。
●時間がない場合は80度以上の熱めの湯温につけて30分ほど置きましょう。
湯が冷めてから皮をむくと、皮がふやけるのでむきやすくなります。
栗の皮むきは、おしりから始めます。
次のような手順で、まずは表面の鬼皮(硬い皮)を取り除きましょう。
【鬼皮のむき方】
1.まずは、栗のおしりの部分を切り落とします。
2.切った部分から栗のとがった部分に向かって、鬼皮をはがすようにしながらむいていきます。
ここまでで、むけたのは鬼皮の部分のみ。渋皮も同じようにおしりの部分から、よく切れる包丁でむいてもよいのですが、実はこれがかなり大変!
そこで渋皮むきをラクにする、もうひと工夫をご紹介します。
【渋皮むきをラクにする裏ワザ】
用意するものはたったひとつ! ずばり「かための歯ブラシ」1本です。
歯ブラシはブラシ部分を少しカットして、コシを強くしてから使いましょう。方法は、この歯ブラシで栗をゴシゴシとこするだけ。むいた栗はアクが出るので、すぐに水につけておきましょう。この方法だと渋皮むきも簡単になるので、ぜひ試してみてくださいね。
むきあがった栗で、栗ご飯を作りましょう!
シンプルなレシピですが、手間ひまをかけた分だけ、ほくほくのおいしさもひとしおです。ぜひ秋の味覚を堪能してくださいね。
【栗ご飯の材料(2合分)】
米・・・2合
栗・・・400g
塩・・・小さじ1
酒・・・大さじ2
【栗ご飯の作り方】
1.栗は、皮をむいて下準備をしておく。
2.米を炊く30分前にといで、ひたひたの水につけておく。
3.2に調味料を入れ、炊飯器の規定のめもりまで水を足してよく混ぜた後、栗をのせて炊く。
これなら簡単にできますね。夕食にぜひ作ってみては!
── ちなみに、生栗を長期保存する時には、新聞紙にくるんだ後、ビニール袋に入れてチルド室で保存するのがおすすめです。この方法だと、栗のでんぷんが分解されて、甘みが増すそうです。
食べごろは、チルド(0℃)で数日~2か月くらい保存してから。ときどき様子を見て、新聞紙が湿っているようなら、新しいものに取り換えましょう。