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かんきつ類といえばみかんが身近ですが、みかんのシーズンは冬。でも、100 種類以上ある柑橘類の中には、夏みかんや甘夏などこれから旬を迎えるものもたくさんあります。
様々な食材の中でもビタミンCを含む柑橘類には、しみやそばかすを体の中から防ぐ抗酸化作用がありますので、紫外線が増える季節こそ、積極的に柑橘類を食べましょう!
早速、旬の柑橘類をご紹介します。
夏みかん(夏だいだい)
晩秋に色づきますが、春先までは酸味が強く、長らく食用に供されることはありませんでした。生食されるようになったのは明治以降。初夏になると酸味が減ることが分かったためです。夏みかんは、皮にも栄養がたっぷり含まれているので、マーマレードにして皮ごと食べるのもおすすめです。
甘夏・夏だいだい
大分県で改良された「夏みかん(夏だいだい)」の変種。夏みかんより酸味が少なく甘いのが特徴です。甘夏は1月頃から出まわりはじめ、5月がピークです。スーパーなどで見かけたらぜひ、手に取ってみてください。
日向夏・小夏・ニューサマーオレンジ
1820年代に宮崎県で発見された比較的古い柑橘類です。果皮は黄色で白いワタが厚く、みずみずしい果肉が特徴です。白いワタはほんのり甘く、甘酸っぱい果肉と食べるのが一般的です。宮崎県産は「日向夏」、高知県産は「小夏」、静岡・愛媛産は「ニューサマーオレンジ」と呼ばれます。
河内晩柑・宇和ゴールド・夏ぶんたん
大正時代に熊本県河内町で発見された柑橘類。果肉が柔らかく果汁が豊富でさっぱりとした甘みが特徴です。愛媛県産は「宇和ゴールド」、高知県産は「夏ぶんたん」と呼ばれます。
続いて、柑橘類に豊富に含まれる栄養素についてご説明します。
ビタミンC
体内で増えた活性酸素を除去(体の中を錆びつかせない)する抗酸化作用が高く、老化防止を促す効果が期待できます。また、メラニン色素の増殖を抑えるはたらきや、コラーゲンを生成するはたらきも期待でき、美肌作りの強い味方ともいえます。
クエン酸
体内の乳酸を分解し、エネルギーに変換することで、疲労回復を促すと考えられています。
ペクチン
食物繊維が豊富で、便秘の解消に期待が持てます。ペクチンは整腸作用のほか、コレステロール値を下げる効果にも期待が持てます。また、食物繊維は胃の中で水分を吸収し、膨張することで満腹感を得られるため、ダイエットにも適した食材といえます。
── 紫外線量が増える季節。スーパーに行った際に果物コーナーにちょっと足をのばし、どんな旬の柑橘類が陳列されているかのぞいてみましょう!
柑橘類は紫外線を浴びる前の朝に食べるのがおすすめですので、できれば1日に1個ほど食べて、疲労回復や美肌作りに役立ててくださいね!