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瀬戸内海に浮かぶオリーブの島とも呼ばれる「小豆島」は、属島を含め広さは169.89平方キロメートルで、人口は約2万8千人(2017年現在)だそうです。弥生時代から塩業が盛んで品質も良く、江戸時代には幕府の献上品にもなっていたそうですが、塩の生産が飽和状態となり、塩を使った加工業や醤油業をメインに、素麺の製造や石材を扱う産業が小豆島を支える産業へと移り変わって行きました。また、小豆島の豊かな自然や街並み、文化や風習は、映画のワンシーンとしてその美しさが多くの人に知られることとなり、ロケーション現場を巡る観光客などもたくさん訪れています。有名アニメの実写版のロケ地にもなった「道の駅オリーブ公園」では「魔法のほうき」が無料で貸し出しされています。小豆島に訪れる際には、魔法のほうきにまたがって、空飛ぶ写真を撮影してみませんか。また、小豆島は、今年も開催される瀬戸内国際芸術祭の会場のひとつでもあります。開催期間は、春(2019年4月26日〜5月26日)夏(2019年7月19日〜8月25日)秋(2019年9月28日〜11月4日)。詳細はホームページをご覧ください。
◆小豆島観光協会 小豆島旅ナビ
◆道の駅 小豆島オリーブ公園
◆瀬戸内国際芸術祭2019
オリーブの花言葉をご存じですか?オリーブというと実のイメージが強いかと思うのですが、5〜6月の初夏に可愛らしい小さな白い花を咲かせます。そのオリーブの花言葉は「平和」と「知恵」で、二つの物語が由来となっているそうです。ひとつは、旧約聖書の創世記に書かれた「ノアの箱舟」の物語。昔々の地上で、悪事を働く人間達は神々の怒りを買いました。神々は、地上に洪水を起こすこと、箱舟を作り家族と動物のつがいを乗せることをノアに命じました。難を逃れたノアは、放ったハトがオリーブの若葉をくわえて戻ったことで、地上に平和が戻ったと知るというエピソードです。もうひとつは、ギリシャ神話です。土地の支配権の争いをしていたアテナとポセイドンは、主神ゼウスに「人々に最も役に立つものを贈った者に支配権を与える」と命ぜられました。そこで、アテナは食料や薬として使えるオリーブを、ポセイドンは戦いで役立つ馬を贈ります。平和をもたらし様々なことに役立つオリーブを贈り物とした知恵のあるアテナに、ゼウスはその地の支配権を与えたのでした。そこは、現在のアテネだそうです。