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狂犬病の予防接種は法律で定められていますが、混合ワクチン接種は法律では定められていません。ですので「混合ワクチン接種は絶対必要なの?」「混合ワクチン接種は、毎年必要?」とお考えになったことはないでしょうか……?
そこで今回は、「混合ワクチン接種は必要?〈混合ワクチン接種の費用や頻度・メリットデメリット〉」について、ご紹介しましょう!
犬のワクチンには、狂犬病の予防接種のように「法律で決められているワクチン」と、任意で受ける「混合ワクチン」があります。
今回は「混合ワクチン」についてみていきましょう。
「混合ワクチン」ってなに?
混合ワクチンとは……接種が推奨されている「コアワクチン」と犬の生活環境に合わせて接種する「ノンコアワクチン」の組み合わせで構成されていて、「3種~11種の病気に対する抗体を作るため」のワクチンを指します。
種類は、1種・3種・5種・6種・7種・8種・11種など。どの種類のワクチンが、愛犬に必要なのかは、かかりつけの動物病院の獣医さんに、相談して決めるとよいでしょう。
「コアワクチン」と「ノンコアワクチン」で防げる病気は?
●危険性の高い病気を対象としている「コアワクチン」●
パルボウイルス・ジステンパーウイルス・アデノウイルス1型(犬伝染性肝炎)・
狂犬病ウイルスなど
●危険性の高い病気以外を対象としている「ノンコアワクチン」●
パラインフルエンザウイルス・アデノウイルス2型(犬伝染性喉頭気管炎)・コロナウイルス・レプトスピラなど
混合ワクチン接種の費用と頻度について、みていきましょう。
●混合ワクチン接種の費用は?●
混合ワクチン接種の費用は、種類や各動物病院によって違いますが、5000円~1万円くらいです。
●混合ワクチン接種の頻度は?●
混合ワクチン接種の頻度は、いろいろな意見があり、年1回の接種を主張する獣医さんが大半ですが……混合ワクチン(コアワクチン=5種)は3年に1回の頻度というケースも。
ここでは、混合ワクチン接種のメリットとデメリットについてみていきましょう。
●混合ワクチン接種のメリット●
愛犬が病気にかかることを、事前に防げる点が最大のメリットです。ほかには、愛犬との行動範囲が広がることなどもあります。ペットOKの旅館やホテル、ドッグランやドッグカフェ、トリミングなどを利用する際には、「混合ワクチン接種」が必須となる場合も。
●混合ワクチン接種のデメリット●
副反応の発生率は、0.01~0.03%程度と低いものの、脱毛・食欲不振・微熱・関節炎・貧血・過敏症・注射部分の痒みやはれなどを発症する可能性があります。重いケースになると、アナフィラキシーショックなどに発症することも。
●混合ワクチン接種後に気をつけたいこと●
・ワクチン接種を受けた後、30分は院内で待機する(副作用の確認のため)
・ワクチン接種を受けた後2~3日は、激しい運動は避ける
・ワクチン接種を受けた後3~7日は、トリミングやシャンプー、お風呂は避ける
参考
愛犬を感染症から守るための「予防接種」 種類と費用(アクサダイレクト)
愛犬を病気から守る「混合ワクチン接種」。
受けるも受けないも、飼い主さんの意思にゆだねられます。愛犬の生活環境や行動範囲を考える、かかりつけの獣医さんに相談するなどして、決めてくださいね!
そして、混合ワクチン接種をするならば、愛犬の体調のよい日の午前中がおすすめですよ。もし、副作用がでても午前中なら診察してもらえるからです。