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節分は「鬼は外~! 福は内~!」という掛け声とともに豆まきをしますが、そういえば豆まきの「豆」と、豆柴の「豆」は同じ漢字を使います……。そこでふと「豆柴は具体的にどんな犬なの?」「豆柴は柴犬の小さいバージョンなの?」「豆柴の歴史はいつから?」などと、疑問に思ったことはありませんか?
そこで今回は、「〈豆柴ってどんな犬?〉柴犬との違いや豆柴の歴史・飼育を知ろう!」についてご紹介! かわいい豆柴をもっと知り、雑学の参考にしてくださいね!
「豆柴」って具体的にどんな犬なんでしょうか? はじめに、豆柴の定義についてご説明しましょう。
〇豆柴〇
●英語表記 Mameshiba
●原産国 日本
●サイズ 超小型犬
●体高 オス 30センチ~34センチ、メス 28センチ~32センチ
日本犬保存会やジャパンケネルクラブでは、「豆柴」または「小さな柴犬」のことを意味する「小柴」は、小さいサイズの柴犬を指す言葉で、「豆柴」という犬種を指すわけではありません。
柴犬のもうひとつの団体天然記念物柴犬保存会では、小柴については一定の条件下で認めています。なお「豆柴」については、血統書を独自に発行しているNPO団体の日本社会福祉愛犬協会があります。
ということで、「豆柴」や「小柴」については、統一された基準がまだないようですね。
次は柴犬の定義をみていきましょう!
〇柴犬〇
●英語表記 Shiba Inu
●原産国 日本
●サイズ 小型犬
●体高 40センチ前後
●体重 9キロ前後
「柴犬」は「豆柴」に比べてひとまわり大きいことになります。「豆柴」かどうかは「親犬をみて判断する」または、「成長してからでないとわからない」ということになるでしょう。
※参考 Webサイト「みんなのペットオンライン」みんなの犬図鑑 - 柴犬
超小型犬のかわいい豆柴。そんな豆柴について、次は歴史をみていきましょう。
〇豆柴の歴史〇
「1982年の日本犬豆柴育成普及会発刊小冊子」によると、「昭和9年に日本犬標準が定められ、日本犬を大型、中型、小型に分類されました。」と記載されています。展覧会にも出せないサイズの柴犬は需要がなく、少数の人が戦後まもなくこの極小の柴犬の血種をもとめ、その保存に努めたのです。
昭和25年頃には小柴(豆柴)を柴犬とは、別系統の犬として、保存育成してきました。そして、体格の小さな柴犬同士を交配させた結果、生まれた小さな柴犬のことを「小柴」と呼ぶことになりました。「小柴」はおもに、狩猟犬として山岳地帯で活躍していたようです。
※引用 1982年「日本犬豆柴育成普及会発刊小冊子」
小型犬の需要が高まるなかで、「豆柴」は人気の犬種です。超小型犬なので、柴犬とは比べると、室内でも飼いやすいといわれています。
ここでは、そんな「豆柴」の飼育についてみていきましょう。
〇豆柴の性格〇
温和でおとなしい性格だが、警戒心が強く、自我が強い面があります。柴犬の従順さがあり、飼い主に対して愛情豊かです。
〇豆柴の運動〇
超小型犬とはいっても、犬種は柴犬ですので、小型犬の中でも運動量が多く活発なので最低1日、2回30分程度の散歩に毎日行く必要があるでしょう。
〇豆柴の飼いやすさ〇
豆柴はきちんとしつけをすれば、無駄吠えは少ないほう。番犬特性があり、必要なときにだけ吠えて賢い犬とされています。こうした賢さを身につけるには、信頼関係を築いたうえで、飼い主との上下関係をはっきりさせる必要性があります。
〇豆柴のお手入れ〇
とても抜け毛の多い犬種の豆柴。そのお手入れ方法は、ブラッシングやシャンプー、肛門腺絞りやトリミング、耳掃除、目の手入れ、歯磨き、爪切りなど……がありますが、日々のブラッシングがとても重要です。ただし、抜け毛以外のお手入れは、それほど手間がかからない点も魅力です。
── 活発でアクティブ、番犬にもなり賢くてかわいい、超小型犬の豆柴 ──
室内飼いができ、ひとり暮らしの方でも飼育可能なことから、近年人気が高まっています。しかし、ブリーダーによる無理な交配も深刻な問題になっています……。
豆柴に限らず、家族としてペットを迎え入れたからには、愛情をもって躾(しつけ)をして、大切な時間をともに過ごしたいものですね。