2018年も残りあとわずかとなりました。年末は何かと忙しく体調を崩しやすい時期でもあります。そこで今日は手軽に栄養を補える旬食材をご紹介します。

それはアボカドです。アボカドは、スーパーでも年間通して売られていますが、国産のアボカドは12月に収穫されます。また、ニュージーランド産も9~12月に出回ります。栄養豊富なアボカドを食べて忙しい師走を乗り切りましょう。

ギネスにも認められたアボカドの栄養に迫ります


アボカドって野菜?それとも果物?

アボカドは、クスノキ科ワニナシ属の常緑高木のことで、私たちが食しているのはその果実です。アボカドは、未熟な内に収穫し、常温で追熟させてから出荷されます。皮が緑色のものは未熟な状態。果皮が黒みがかり、手に持った時にやや弾力を感じるくらいが食べ頃です。

国内で販売されているアボカドのほとんどがメキシコ産で、一年中出回っていますが、おいしい時期は3~9月といわれています。一方、南半球のニュージーランド産は、10~1月が旬となります。また、日本国内では和歌山県や愛媛県などで生産されており、12月に収穫時期を迎えます。

国産のアボカドはベーコン種とよばれる品種で、輸入物に多いハス種と比べて濃厚な味が特徴。国産のアボカドは生産量が少なく、市場にはなかなか出回らないので、シーズン前からインターネットなどで生産農家をチェックしておくとよいでしょう。

アボカドの木になる実のことを「アボカド」と呼ぶ


アボカドにはどんな栄養があるの?

「森のバター」といわれるほど脂肪分が多く栄養価が高いアボカド。期待できる効能についてご紹介します。

◎良質な脂肪分が豊富

果肉の脂肪分は20%近くもありますが、リノール酸やリノレン酸といった不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、コレステロールを減らす働きに期待が持てます。

◎食物繊維が豊富

アボカドに含まれる食物繊維はゴボウ1本分に匹敵するといわれています。水に溶けやすい不溶性食物繊維と水に溶けやすい水溶性食物繊維が2:1で含まれており、便秘の改善に効果的と考えられています。

◎グルタチオンが豊富

抗酸化作用を持つグルタチオンが豊富に含まれており、老化防止に期待が持てます。グルタチオンは解毒効果があるとされ、二日酔いで疲れた肝臓を癒やす効果にも期待が持てます。

◎ビタミンE

抗酸化作用を持つビタミンEも豊富に含まれています。ビタミンEは血流を促す効果にもすぐれ、シミ・そばかすの予防やしわ、乾燥肌なの改善など、美肌効果に期待が持てます。

◎カリウムが豊富

カリウムは体内の余分なナトリウムの排出を促す働きがあり、血圧を下げる効果に期待が持てます。

アボカドはギネスブックに「最も栄養価の高い果実」として登録されています。アボカド1個でお茶碗1杯分のご飯(約230キロカロリー)と同等のカロリーを摂取できるといわれています。高カロリーですが、消化もよくデトックス効果も期待できますので、毎日の食卓に上手に取り入れたい食材です。

美肌効果やデトックス効果……女性にうれしい栄養がたっぷり!


アボカドを食べよう

サラダやサンドイッチに入っていたり、口にする機会も多くなったアボカドですが、「買ってまで食べない」という方もまだまだ多いのではないでしょうか。

そこで、最後にアボカドの食べ方をレクチャーします。

アボカドの真ん中には大きな種があります。皮をむく前にヘタからおしりに向けて縦半分にナイフを入れ、種にそって一周させます。そして、両側を手に持ってくるっとひねるときれいに半分にカットできます。茶色く変色しやすいので、すぐに食べない場合はレモン汁をかけておきましょう。

【おすすめの食べ方】

◎サラダや刺身、そのまま食卓に

半分に割ったアボカドをスライス、またはダイスにカットして、サラダに入れます。スライスして醤油につけて食べても◎。

◎ディップに

アボカドをつぶして塩コショウ、レモン汁などで味を調えてディップに。生クリームと合わせてもおいしい!

◎和え物に

カットしたアボカドに、豆腐、トマト、海老、マグロなどお好みの食材とさっと混ぜていただく。オリーブオイルやごま油などのオイルとの相性もGOOD!

◎天ぷらやフライ、加熱してもおいしい

未熟で硬いアボカドは天ぷらやフライがおすすめ。半分に割ったアボカドをカップにしてツナやチーズをのせて焼いてもGOOD!

── 栄養抜群のアボカドは調理も簡単!

スーパーなどで見かけたらぜひ、手に取ってみてくださいね。

加熱してもおいしい!

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 ギネス認定!「最も栄養価が高い果物=アボカド」をご紹介します