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せっかく年賀状を出すのなら、1月1日(元日)に届けたいですよね。いつまでに投函すれば、元日に届くのでしょうか。
郵便局のホームページには、12月25日(火)までに投函するように記載されています。ちなみに、今年の年賀状の引受開始は、12月15日(土)です。
近親者が亡くなった場合は、喪中はがきを出すこととなりますが、その場合は遅くても12月の初旬までに送りましょう。
2019年1月7日(月)の松の内を過ぎてしまった場合は、「寒中見舞い」となります。寒中見舞いは立春(2019年2月4日〈月〉)までに出すとよいでしょう。
年賀状は、日ごろお世話になっている人はもちろん、ごぶざたしている人対して送る季節のあいさつ状です。
年賀状に書いておきたい内容は、【1】賀詞(祝いの言葉)・【2】添え書き・【3】年号の3つです。それぞれの注意点は以下の通りです。
【1】賀詞
相手に合った「賀詞」を使用することがマナーです。
【目上の人に送る場合】
謹賀新年(きんがしんねん)/恭賀新年(きょうがしんねん)/敬頌新禧(けいしょうしんき)など、4文字の賀詞
【友人や目下の人に送る場合】
賀正/頌春(しょうしゅん)/慶春(けいしゅん)/迎春(げいしゅん)/新春など、2文字の賀詞
寿/福/賀など、1文字の賀詞
【相手を選ばず使える賀詞】
明けましておめでとうございます
謹んで新年(年頭、年始、新春、初春)のお慶び(お喜び、ご祝詞、ご挨拶)を申し上げます
【賀詞を書く際の注意点】
「迎春」などの短い賀詞と「明けましておめでとうございます」などの文章の賀詞を両方書いてはいませんか。これは賀詞の重複にあたりますので誤りです。注意しましょう。「新年明けましておめでとうございます」も重複ととらえる場合もあるようなので、できれば避けたい用法です。
また、英語で表記する場合は「Happy New Year」でOK。「A Happy New Year」などと不定冠詞「A」を付ける必要はありません。
【2】添え書き
できれば手書きで書き添えるとより相手に気持ちが伝わります。添え書きには、句読点を付けないのが通例となっています。年始めのあいさつで「区切り」をつけないためという意味があるそうです。
「去る」「失う」などの忌み言葉はNG。「去年」と書いてしまいがちですが、「旧年」「昨年」と書きましょう。
【3】年号
「元旦」は1月1日の朝のことを指します。よく間違えるケースが多いのですが、元日は1月1日のこと。元旦は1月1日の午前中を意味します。
つまり、「元旦」の二文字だけで1月1日の午前中を指すので「一月一日 元旦」は重複表現になります。
新年早々、賀状を送った相手に「この人、意味をちゃんと知らないな」と思われてしまうと恥ずかしいですよね。よって「平成三十一年 元旦」「二〇一九年 元旦」「平成三十一年 一月一日」と書きましょう。
【写真を使う場合の注意点】
写真入りの年賀状は、仕事上のお付き合いしかない相手や、礼儀を重んじる目上の方へは失礼に当たる場合もあります。
また、子どもの写真を友人の賀状に使用する場合も、相手が子ども本人に会ったことがない場合は避けたいもの。写真入りの年賀状は、近況を写真で知らせて喜ぶ人へ送るようにしましょう。
東京五輪・パラリンピック東京大会 寄付金付き年賀状
今年は、2020年の東京五輪・パラリンピック東京大会への寄付金を盛り込んだ年賀はがきが販売されます(12月1日~)。価格は57円で、郵便料金52円を除いた5円が寄付金として東京大会の運営に使われるとのことです。デザインは3種類、1500万枚限定なので興味のある方はお早めに。
おいしい年賀状
1合分の新米や出汁となる削り粉、せんべいなどのプチギフトを年賀状として送れる「おいしい年賀状」も12月1日から販売されます。
御守年賀
郵便局のホームページには、折ると(年賀)はがきが御守になるテンプレートをダウンロードできたり、年賀状を作るためのヒントがたくさん掲載されています。インターネット通販で年賀はがきを購入することもできますので、ぜひ一度のぞいてみてください。
── 相手を思って書いた手書きの年賀状は、もらってうれしいものです。今から準備すれば1月1日に届きます。今日から年賀状作りをはじめてみてはいかがでしょう。
参考HP:https://yu-bin.jp/