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日本とパリの文化交流の一環として行われているプロジェクトでの特別展「東京からパリへの贈り物 FUROSHIKI PARIS」が建築家・田根剛氏のアートディレクションによって、先日11月1日〜6日までの6日間、行われました。この期間、パリ市庁舎前の広場に風呂敷包みをイメージしたパビリオンが設置されました。大きな唐草模様の風呂敷包みがパリ市庁舎前に置かれ、壁面の偉人の彫刻に風呂敷で包まれた贈り物を手に持たせるなど、風呂敷包みによっていつもの景色と異なった市庁舎前の広場に再び人々の注目を集めました。また、室内には日仏の著名人がデザインした風呂敷や、風呂敷包みのオブジェが数多く並べられ、包み方を体験できるなど、日本文化の風呂敷を広く一般に向けて発信したそうです。また、パリ日本文化会館では、11月17日、24日にも風呂敷ワークショップが開かれます。日本では、先日、風呂敷を取り上げたテレビ番組が放送され、外国の方々や若者の間で風呂敷をおしゃれなアイテムとして活用する人が増えているのだそうで、都内にも渋谷区神宮前に風呂敷専門店ができるなど、新たなブームとなりそうです。
きものやファッションに関心のある方ならばご存じではないでしょうか。日本に暮らして30年、きものに魅せられて日本文化を日本人以上に愛してくださっているシーラ・クリフさんはイギリス生まれの女性。日本では、埼玉大学・立教大学の非常勤講師を経て、現在は十文字学園女子大学の教授なのだそうです。そんな彼女の私服はまさに、きもの。きものをこよなく愛し、ほぼ毎日きもので過ごす彼女のコーディネイトやその着こなしは国内外問わず多くの方々に注目され、ファンを魅了しています。ファッションショーや展覧会などの企画プロデュースも行い、書籍も複数出版。長きに渡り、きもの文化を世界に発信されている方です。そして、今年10月に私服の紹介をと、写真集「SHEILA KIMONO STYLE」を出版されました。この写真集がとても素敵です!残念ながら12月に行われる出版記念イベントは満員に達し受付終了しましたが、彼女の書籍や活動を通して改めてきものの良さ、日本文化の良さを感じてみてはいかがでしょうか。