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慣用句として使われる「働き蜂」…どんなイメージですか?
朝早くから出勤し、夜遅くまで残業する働きづめのサラリーマン=男性をイメージする方、多いと思います。
しかし、実際のミツバチの社会では働きづめに働くのは雌のみ、雄の蜂は「働かない蜂」なのです。
巣の中のお掃除、巣作り、子育て、外に出て花粉や蜜を集めたり…ありとあらゆる仕事は雌の働き蜂の役割です。
雄の役割は、女王蜂との交配のみ。それ以外は巣の中では特に仕事もせず。日がな一日、働き蜂がせっせと運んでくるエサを食べるくらい。しかし交配を終え役割を果たすと、働き蜂たちにとっとと巣から追い出されてしまいます。もちろん巣から追い出されたら、エサを集められない雄(一生巣の中で過ごし、外界に出ない雄には毒針もありません)はそのまま死んでしまいます。追い出される雄蜂は必死に巣にしがみつき巣にぶら下がります。たまに見かけることができるこの光景、雄蜂たちの命乞いだったのですね。なんだか悲哀を感じてしまいますね。
新しい女王蜂が誕生すると、新女王蜂が働き蜂の一部を引き連れ新しい巣を作ります。その際、同時に育った羽化する前の女王蜂を殺してしまうそう。一番強い女王蜂だけが新しい蜂社会を形成できるのですね。徹底した役割分担、管理社会がミツバチの生態なのですね。でも改めて、「働き蜂」という慣用表現を使う時、男女関係なく使いたい気持ちになりました。そして人間社会では「髪結いの亭主」を、家から追い出したりしませんね⁉ どうぞご安心を。
少し前から話題になっている、ナッツのハチミツ漬け。美肌効果が期待できるナッツと、栄養価たっぷりの美味しいハチミツ、最強のコンビネーションですね。作ってみましょう。軽く色づくまでフライパンで空煎りしたナッツを、あらかじめ煮沸消毒・乾燥させた保存瓶に入れ、同量のハチミツを加え、一週間ほど寝かせたら出来上がりです。
筆者も、友人から手作りのナッツのハチミツ漬けをもらい、その美味しさに感動したので今度は是非自分で作ってみたいと思います。ヨーグルトやアイスクリームにトッピングしたり、トーストにのせたり、チーズとともにワインのお供に…保存期間は1年くらい大丈夫だそうですが、アッと言う間になくなってしまいそうです。好みのスパイスを加えて、香り付けしても良いそう、バリエーションが広がりますね。
※保存期間は、作る時期・環境によって異なりますのでご注意下さい。
小さな体の雌の働き蜂が、一生懸命集めてくれた美味しいハチミツ。ありがたく美味しくいただきたいですね。