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今年の全国生活習慣病予防月間のスローガンは、「少食」です。
生活習慣病の予防の一つとして、食事療法があげられます。「腹八分目に医者いらず」ということわざがあるように、お腹いっぱい食事をとるよりも、八分目でとどめたほうが健康にいい言われています。しかし健康のためには、単に食事の量を減らすだけではいけません。それでは、どのような食事が健康に良いのでしょうか?
■ 栄養バランスに気を付けよう!
いくら少食がよいと言われているからといって、栄養バランスを考えずに食べる量を減らしてはいけません。エネルギーをつくる炭水化物、カラダをつくるたんぱく質、カラダの調子を整えるビタミン類など、バランスを考えて食事をとる必要があります。また、糖尿病や肥満、心疾患などの予防には、食物繊維がとても重要であることがわかっています。普段の食事を振り返って、栄養バランスの整った食事をとれるように気を付けたいですね。
■ 朝食は抜かさず、1日3食しっかり食べよう!
みなさんはしっかり朝ごはんを食べていますか?時間がなくてついつい食べずに出かけてしまったりなど、朝食を抜いてしまっている人も多いのではないでしょうか。しかし朝食に限らず1食を減らしてしまうと、エネルギーを蓄えようと脳が作用し、1度の食事の量が一気に増えてしまうのだそうです。結果として肥満などの生活習慣病につながってしまいます。忙しくて料理をする時間がない!なんて朝のために、少し多めに夕飯を作っておくといいかもしれませんね。
食事療法と並んで、生活習慣病の予防によいとされているのが、運動療法です。
交通機関の発達や自家用車の普及によって現代人は運動不足だと思われがちですが、実は意識的に運動を習慣化している人や、積極的に外出をしようとしている高齢者が増えているのだそうです。運動療法には、血液の巡りをよくしたり、血糖値を下げるなどの効果が期待されます。
ただし、過度な運動は逆に体を壊す原因となってしまいます。
生活習慣病予防のおすすめとしてあげられるのが、有酸素運動です。時間をかけて全身を動かす有酸素運動には、エネルギーとして脂肪が使われます。そのため、肥満などの生活習慣病の予防にぴったりの運動なのです。
ジョギングやサイクリング、水泳など、有酸素運動には様々ありますが、運動が習慣化していない人には誰でも簡単にできるウォーキングがおすすめ。ウォーキングの際は、胸を張って大きく腕を振りながら歩くのがコツだそうです。運動に慣れていない人は、準備運動をしてから行うようにしましょうね。
※インスリンなどの薬を投与している方は、有酸素運動によって低血糖になる恐れがあります。他にも運動を制限されている方は、事前に医師に相談するようにしましょう。
<参考・参照サイト>
一般社団法人日本生活習慣病予防協会
厚生労働省
健康寿命をのばそう!
公益社団法人千葉県栄養士会
生活習慣病オンライン
糖尿病サイト
国立国際医療研究センター糖尿病情報センター