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近年は暖冬の為か、雪見の温泉を期待して行っても雪が少ないこともありましたが、今年は期待できるでしょうか?岐阜県奥飛騨温泉郷・奥鬼怒温泉郷・群馬県万座温泉・長野県白骨温泉・秋田県乳頭温泉郷など、自然と一体化した露天はなんとも言えません。この冬時間を作り少し足を延ばして出かけてみたいですね。
「雪見草」は寒菊(霜見草・冬菊、霜菊、初見草)とも呼ばれています。冬になって咲く菊で、花の色は黄、時に白。秋に咲くものと違って花も葉も小さい。日当たりのよい山麓に自生するそうで、十二月から一月にかけ、花がない時に咲くので愛されます。京都など寒いところでは、葉が紅葉して美しいとのこと。4月頃咲くウツギも、雪の名残をおもわせる白い花から同じく「雪見草」と呼ばれるそうです。
「雪見車」は、1月末から3月にかけてさく白い椿で江戸期から三妻(雪見車、月見車、花見車)の一つとして伝えられた品種です。「雪起こし」(クリスマスローズ)など、雪にちなむ花の名がたくさんあり趣深いですね。
スズナ・スズシロは春の七草に数えられる蕪と大根です。特に蕪は1月の旬。同じく1月の旬の白子や鱈と、すりおろした蕪や大根とあわせて、雪見鍋はいかがですか?
また、白身魚などと一緒に蒸して、和風のおだしのあんでいただく「かぶら蒸し」も、この季節に頂きたい日本ならではの手の込んだ一品です。ビタミンCやジアスターゼなどの消化酵素が食べ過ぎた胃腸の働きを助けてくれます。
この他にも雪見障子や雪見酒、冬の寒さを楽しむ文化がいろいろありますね。今年も季節を味方にして元気に過ごしましょう!