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大雪山西麓に位置する「羽衣の滝(はごろも の たき)」は、豊かな水が落下する北海道随一の高さ(270m)を誇る名瀑です。しかし、2013年冬に起きた大規模土砂崩れによって、現在は残念ながら遊歩道が通行止めに(滝の全景をのぞむには天人峡温泉、トムラウシ登山口から約1時間をかけて滝見台に登る必要があります)。
「東洋のナイアガラ」とも称される「羽衣の滝」を近くから眺められないのは残念ですが、「天人峡」をはじめ、羽衣をまとった天女の姿から名づけられたといわれる「羽衣の滝」は、神話を連想させるスピリチュアルなイメージがありますし、土砂崩れによって人々が訪れることを拒むともとれる滝は、スピリチュアルさに加えてミステリーな意味合いが加味されたとも解釈できるでしょう。遊歩道の通行止めが一日も早く解除されることを祈りつつ、訪瀑時は軽登山靴をお忘れなく!
「羽衣の滝」(上川郡東川町勇駒別)
■天人峡温泉(温泉施設+日帰り入浴+天女の足湯)への車でのアクセス/旭川方面から道道1160号線を南東へ進み、国道213号線を天人峡方面へ
■お出かけの際は、事前にひがしかわ観光協会公式サイトをご参照ください
■「羽衣の滝」遊歩道通行止めに関する情報はこちらから
北海道・層雲峡温泉を代表する「銀河の滝(ぎんが の たき)」と「流星の滝(りゅうせい の たき)」は、二筋の滝が競演するパワースポットです。正面から見て左側の「銀河の滝」(落差104m・分岐瀑)は岩盤を流れ落ちる水流の繊細かつ美しい様から「女滝」と呼ばれ、一方の右側に位置する「流星の滝」(落差90m・直瀑)は、一気に落水する雄大な様から「男滝」と呼ばれています。
雄大な双瀑を観賞するなら、陽光と水しぶきが得も言われぬ美しさを醸し出す、午前中または夕暮れ時がおすすめ。ちなみに層雲峡は「日本一の紅葉」の地としても有名なので、交通規制がかかるほど混雑はするものの、紅葉に抱かれた双瀑は、生涯に一度は目にしたい絶景です。
「流星の滝」 「銀河の滝」(上川郡上川町層雲峡)
■車・航路・バス・JRでのアクセス/層雲峡観光協会HPのアクセス一覧をご参照ください。二筋の滝の全景を見たい人は徒歩約10分の双瀑台へ
■お出かけの際は、事前に層雲峡観光協会HPをご参照ください
「“飛龍” 賀老の滝」を擁する北海道島牧(しまさき)郡は、千歳、札幌、函館から車でそれぞれ3時間半ほどの距離に位置するため、中心都市で所用を済ませた人が観光を兼ねて訪れることの多い景勝地です。またこの地は「狩場茂津多(かりばもった)道立自然公園」や、日本一の規模を誇る1万700haものブナ原生林が広がるエリアでもあり、その一角に位置する「“飛龍” 賀老の滝(ひりゅう がろう のたき)」は落差70m、幅35mの名瀑。松前藩の財宝を龍が守護しているという「龍神伝説」にまつわる神秘の滝としても、高い人気を誇ります。
この地を訪れた際にチェックしたいポイントはたくさんありますが、龍神様の御神水と呼ばれる「ドラゴンウォーター(炭酸水)」もそのひとつ。鉄分を含んだドラゴンウォーターは慢性消化器病、便秘、貧血に効果があるといわれる「ありがたい御神水」なので、賀老の滝の岩の割れ目からコンコンと湧く御神水でパワーをフルチャージしてみては。
「“飛龍” 賀老の滝」(島牧郡島牧村賀老)
■公共機関でのアクセス/ JR函館本線黒松内駅または長万部駅からバス、途中乗換えで70分〜90分、賀老通りで下車後ハイヤー or タクシーで約20分、徒歩約20分
■車でのアクセス/札幌から国道5号 → 229号を経由して約190km
■お出かけの際は 北海道島牧村企画課HPをご参照ください
斜めになった形状の岩盤に水しぶきが豪快に跳ね踊る「オシンコシンの滝」。落差の途中から滝の流れが二つに分岐する様から「双美の滝」の別名をもつ名瀑であり、名前の由来はアイヌ語の「エゾマツが群生する所 = オ・シュンク・ウシ」から転じたとされています。
また、滝の中ほどの高さまで階段で上がれるうえ、滝の上の展望台に到達すれば、風景は一転。展望台からはオホーツク海や知床連山が望め、流氷の季節には見渡す限りの白い海原が広がる絶景が! 日本を代表する絶景スポット付近には知床五湖、三段の滝、フレペの滝、知床世界遺産センター、ゴジラ岩(オロンコ岩の少し手前)などの名勝も数多くあるので、訪れる際にはチェックをお忘れなく!
「オシンコシンの滝」(斜里郡斜里町ウトロ西)
■公共機関でのアクセス/釧路本線知床斜里駅から斜里バスウトロ温泉行きバスで約40分。オシンコシンの滝下車、徒歩すぐ
■車でのアクセス/斜里町ウトロから斜里方面へ約10分
■お出かけの際は知床斜里町観光協会の公式HPをご参照ください