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火災から身を守るためには、「早期発見」が重要な鍵となります。しかし火災が起きている部屋から離れている場合や就寝中などには、煙・音・異臭などの異変に気づきにくくなってしまいます。そのため、逃げ遅れを防ぐことを目的として火災報知機の設置が義務付けられるようになりました。
「私の家はちゃんと設置してるから大丈夫!」と思っているみなさん。ここで気を緩めてはいけません。その火災報知器、定期点検やお手入れはちゃんとしていますか?電池が切れていないかの確認はもちろんですが、火災報知機にたまった埃などをそのままにしてしまうと、煙や熱を検知しづらくなってしまいます。
定期的にお手入れと動作確認をしっかりとするようにしましょう!
一般住宅に消火器の設置は義務付けられていませんが、消火器は初期消火の際にはとても役立ちます。小さな火災も時間経過によって徐々に拡大してしまうため、被害を最小限にとどめるためにも消火器を常備しておきたいですね。
しかし、一言で「消火器」と言っても種類があります。油による火災の際には水系消火器ではなくて粉末系消火器を使用するなど、火災の種類に適した消火器を使用するようにしましょう。
消火器を常備していても使い方がわからずに戸惑ってしまう人も多いようです。万が一の時のために、使い方をしっかりと確認しておきましょう。最近はヘアスプレーのような形をした小型の消化具もあるので、普通の消火器と合わせて持っておくといいかもしれませんね。
1997年以降、「放火」は出火原因の1位となっています。放火予防のためには、以下のような対策が有効です。
1:家の外に照明を設置して、夜間の見通しをよくする。
2:車庫や物置などにはしっかりと鍵をかけて、不審者の侵入を防ぐ。
3:ごみは収集日の朝に集積場に出し、家の周りに可燃物を置かないようにする。
4:地域住民で声を掛けあって、放火予防に対する意識を高める。
放火による火災は、人目に付きにくく誰でも自由に出入りすることができる場所であったり、可燃物が置かれているような場所で発生します。ご近所同士で声を掛けあいながら、放火を防ぐ環境をつくりましょう!
参考サイト
総務省消防庁, 住宅防火関係
消防防災博物館, 火災の概要
一般社団法人日本消火器工業会, 消火器の選び方