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菅原道真公は、すぐれた学者・政治家・文人として活躍したことで知られています。幼少期から類い稀な学問の才能を発揮しただけでなく、努力を重ね、誠実な人柄が人々に敬愛されていたようです。ところが、政略により無実の罪で京都から大宰府に流され、失意のうちに生涯を閉じるのです。
太宰府天満宮は、そんな道真公が埋葬された場所。亡骸を牛車に乗せて進んでいたところ、牛がそこに伏して動かなくなったことから、道真公の御心によるものと理解されたのですね。のちに無実が証明され、道真公は数々の伝説とともに後世まで「天神さま」と崇められるようになったのです。境内には数多くの牛像が。じつは道真公は丑年生まれでもありました。『御神牛』の頭をなでると、知恵が授かるといわれています。
太宰府天満宮
●住所/福岡県太宰府市宰府4-7-1
●電話番号/092-922-8225
●参拝時間/<冬期>6時30分開門〜 18:30閉門 /正月三ヶ日は24時間開門、1月4日の夜は参拝の状況により閉門
●最寄り駅/西鉄太宰府駅
※御祈祷受付・アクセス情報など詳細は公式サイトをご参照ください
●公式サイト
北野天満宮の梅苑は毎年2月初旬から公開され、梅の名所としても大人気です。寒さ厳しい受験シーズンに花を咲かせ、優しい香りで励まし、合格を祝福してくれる梅の花。道真公が流されるとき「東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花 主(あるじ)なしとて春を忘るな」 と詠んで別れた梅が、一晩で主のもとへ飛んできたという有名な「飛梅」伝説をご存じの方もいらっしゃるでしょう。道真公には「思い」の強さや影響力にまつわる言い伝えが多く、受験時にも相当パワーをいただけそうですね。
さて、この神社には古くから伝わる七つの不思議があり、信仰の対象として大切にされてきました(詳しくは公式サイトをどうぞ)。そのうちのひとつが「立った牛」。埋葬時の伝説から、神牛は臥牛(伏した牛)の姿であらわされていますが、一体だけなぜか立った姿の神牛が!? ぜひさがしてみてくださいね。
北野天満宮
●住所/ 京都府京都市上京区馬喰町
●電話番号/ 075-461-0005
●参拝時間/<10月〜3月>5:30~17:30
●最寄り駅/北野白梅町駅 他
※御祈祷受付・アクセス情報など詳細は公式サイトをご参照ください
●公式サイト
湯島天神(正式名称「湯島天満宮」)・亀戸天神社・谷保天満宮は『関東三大天神』と呼ばれ、それぞれ古い歴史をもち、たくさんの梅の花が咲きます。なかでも湯島天神は、全国から訪れた修学旅行生などでいつもにぎわっていることで有名です。
周辺には多くの学校があり、志望校を見学してモチベーションの高まった受験生がその足で願をかけていくのです。志望校の名や住所氏名が書かれた絵馬がぎっしりと、すごいエネルギーを放っています。同じ受験生なら、ライバルたちの真剣さに気合いが入ること必至。お参りのあとは、春に自分が通学する姿を想像しながら学生街の雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょう。
湯島天満宮
●住所/東京都文京区湯島3-30-1
●電話番号/03-3836-0753
●開門時間/6:00~20:00
●最寄り駅/東京メトロ千代田線 湯島駅 他
※御祈祷受付・アクセス情報など詳細は公式サイトをご参照ください
●公式サイト
台風に耐えた果物や、懸垂式モノレールのワイヤーで作られたお守り・・・「落ちない」ことにあやかった縁起物もいろいろあるようです。
宮城県石巻市にある釣石神社は、「落ちそうで落ちない巨石」で有名です。御神体の巨石がしめ縄で釣りあげられたようで今にも落ちそうに見えるのですが、昭和53年の宮城県沖地震にも平成23年の東日本大震災にもビクともしなかったことから、受験の神様として一躍話題となりました。毎年12月中旬には「ヨシ門松」と「葦の輪」が設置され、正月には合格祈願の受験生など県内外から多くの参拝者が訪れます。本番でモノをいう粘りのパワーをいただけそうですね!
釣石神社
●住所/宮城県石巻市北上町十三浜字追波
●電話番号/0225-67-2114
●営業時間/8:30〜17:00、1月1日は6:30〜17:30、2日、3日は8:30〜17:30
●アクセス/三陸道河北ICから車で約20分
●駐車場/30台無料
※営業時間などの詳しい情報は、最新の情報ではない可能性もあります(情報提供元:いこーよ)
●公式サイト(石巻市)