ついこの間まで色づいていた木々の葉が今やすっかり落ちて、街の景色が少し寂しくなりました。あと半月で2016年が終わりますね。今年がよい年だった方も、そうでなかった方も、新しい年は気持ちよくスタートさせたいものです。

古来より初日の出(ご来光)のまばゆい光は、年神様を乗せるありがたいものと信じられてきました。

年神様は、五穀豊穣をもたらす神様。2017年が実り多い年になるよう、ご来光を見に行きませんか?

今回はおススメ初日の出スポット「東北・北海道編」として、4スポットをご紹介します。

きたる2017年は、実り多い年でありますように……


北海道室蘭市【地球岬】

風光明媚な景勝地が連なる地球岬展望台の視界の先に広がるのは、見渡す限りの大海原(太平洋)。

地球岬展望台は、大手新聞社などが主催した「北海道の自然100選」や「北海道の景勝地」ランキングで、第1位を獲得した実績を誇る、高さ約140mの断崖絶壁に立つ初日の出の名所です。

元日早朝は、全国区の知名度をもつ観光スポットで、丸みを帯びた水平線に“地球”を感じ、のぼりゆくご来光に広大な“宇宙”を感じる……そんな神秘的な体験をぜひ!

■「地球岬」の初日の出の時間:7時01分

■所在地:北海道室蘭市母恋南町4  ■駐車場:30台/無料 ※元日は周辺交通規制あり

■問合せ先:0143-23-0102(室蘭観光協会)

■交通:JR母恋駅から車で5分、道央道登別室蘭ICから国道36号経由15km・30分

読売新聞「新日本観光地100選」で第1位となった景勝地


岩手県宮古市【浄土ヶ浜】

宮古の代表的な景勝地「浄土ヶ浜」は、三陸復興国立公園・三陸ジオパークの中心に位置します。

ゴツゴツとした白い岩々の頂にはアカマツが生え、海の青、岩肌の白、松の緑のコントラストには清々しさを感じます。

そんな岩々の向こうからその姿を見せるご来光を、遊覧船に乗りながら鑑賞できる「初日の出クルーズ」は、毎年大人気。気になる人は、まだ予約が可能かどうか早めのチェックを!

■「浄土ヶ浜」の初日の出時間:6時55分

■所在地:岩手県宮古市日立浜町32-69   ■駐車場:237台/無料

■問合せ先:0193-62-3350(岩手県北自動車株式会社 遊覧船事業部)

■交通:JR宮古駅から車で10分、東北道盛岡南ICから国道106号経由99km・2時間

「さながら極楽浄土のごとし」から名付けられた浄土ヶ浜


秋田県鹿角郡【十和田湖】

秋田県と青森県にまたがる十和田湖は、火山活動によってできたカルデラ湖。大川岱(おおかわたい)付近の西湖畔は初日の出の名所として知られます。

のぼりゆく朝日が空、湖面、辺り一面を暖色の光に包む風景は幻想的。それはもう、えも言われぬ美しさです。海や山とはまた違った初日の出を楽しみたい方におススメです!

■「十和田湖」の初日の出時間:6時59分

■所在地:秋田県鹿角郡小坂町十和田湖  ■駐車場:20台/無料

■問合せ先:0186-29-3908(小坂町産業課観光商工班)

■交通:東北自動車道小坂ICから県道2号(十和田大館樹海ライン)・国道103号を経由し、国道454号を十和田湖大川岱方面へ車で30km

しんと静まり返った湖畔をドラマティックに染めるご来光


福島県二本松市【霞ケ城公園】

戊辰戦争における二本松少年隊のエピソードをはじめ、「智恵子抄」の高村千恵子の出生地でもある二本松市。

同市内に位置する「二本松城」は、初代二本松藩主・丹羽光重公(1621~1701年)の居城として知られ、石垣にのぼれば大パノラマが広がります。

現在では楼門の箕輪門や二階櫓、天守台跡の石垣などが再建され、県立自然公園となっていますが、1982年に復元された巨大な箕輪門も見どころ。元日早朝には、ご来光が山々と街をオレンジ色に染めてゆく美しい様を見ることができます。

■「霞ケ城公園」の初日の出時間:6時52分  ■駐車場:500台/無料

■所在地:福島県二本松市郭内3

■問合せ先:0243-55-5122(二本松市観光課)

■交通:JR二本松駅から徒歩で20分、東北道二本松ICから県道355号経由1.8km・5分

── 今回ご紹介した「初日の出スポット」は屋外が多いため、しっかり防寒対策をしてお出かけください。

また、電車の方は交通情報などを事前に確認し、車で現地に行かれる方は、道路の凍結などに十分ご注意ください。

山の稜線を照らす光が神々しい

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 2017年・おススメ「初日の出」スポット|東北・北海道編