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①勝尾寺(大阪府箕面市)
勝ちダルマで有名な勝尾寺は平安時代より「勝運の寺」として信仰され、源氏や足利氏など歴代の将軍や武将も参拝を重ねてきました。現在でも、受験や厄除け・病気・スポーツ・商売・選挙・芸事など勝つ運気を求めて全国各地より参拝者が訪れます。勝運寺は紅葉の名所としても知られ、赤、黄色と木々が降りなすコントラストは圧巻です。紅葉を楽しみながら、勝つための運気アップをお願いできるスポットはここだけかもしれませんね。ただ、今日の夕方で「色あせ始め」です。観に行くなら早いほうが良いですね。
②原不動滝(兵庫県宍粟市)
氷ノ山後山那岐山公園を代表する名瀑で日本滝百選の1つ。88mもある落差を3段になって落下する「男滝」と、違う源流ながら男滝の最下段部で合流する「女滝」があります。女滝が男滝に沿うように滝壺に流れ込んでいることから「幸福の滝」「恋愛成就の滝」などとも呼ばれ人気のスポットです。滝の周囲には、モミの木や、ブナ、モミジなどが多く原生しており、紅葉と滝とのコントラストは圧巻です。残念ながら今日現在で「落葉」の観測になっています。
③金閣寺(京都府京都市)
おそらく日本人ならその存在を知らない人はいないだろう黄金に光り輝く金閣寺。三島由紀夫の小説にも登場しますね。金閣寺の正式名称は鹿苑寺といい、室町幕府三大将軍の足利義満が山荘である北山殿を造ったのが始まりと言われています。周りの木々が紅葉するため、秋の金閣寺は、いっそう華やかでまるで絵画の一部を切り取ったかの様です。
④高台寺(京都府京都市)
慶長11(1606)年、病死した豊臣秀吉を弔うため、正室のねねが立てた歴史のある高台寺。豪華というよりはむしろ、ねねの秀吉への愛情を感じるようなやさしい雰囲気の漂うお寺といった方が適切な表現かもしれません。表門、 開山堂、霊屋と茶室傘亭・時雨亭、観月台等は現在も開山当時のまま残っています。また、小堀遠州作の庭園も国の史跡名勝に指定されています。夜間はライトアップされるので、紅葉の時期は特に幻想的な雰囲気を楽しむことが出来そうです。
⑤貴船神社(京都府京都市)
鴨川の水源に位置する貴船神社。神武天皇の母である玉依姫命が貴船で摂津の津から川をさかのぼり、この地にお社を立てた事が始まりとされています。水の神様が祀られており、日照りや長雨が続いた時は、雨乞いや雨止めなどの神事が執り行われました。日照りの時は黒い馬、長雨の時は白い馬を献上していましたが、次第に絵に描いた馬を献上するように。これが、今ではどこの神社でも見られる「絵馬」の起源とされています。和泉式部が夫との復縁を祈願し願いが叶ったことから、縁結びの神様としても人気です。
⑥奥比叡延暦寺(滋賀県大津市)
古代より神の山として崇められてきた比叡山。その歴史は古く、延暦7年(788年)最澄によって開かれました。比叡山延暦寺の最盛期には、3千もの寺院があったと伝えられていますが、元亀2年(1571年)、織田信長によって焼き討ちにあい、堂や塔、伽藍は灰になってしまいした。その後、豊臣秀吉や徳川家などの尽力により再興されました。2000本ものモミジがあり、歴史的建造物と紅葉のコラボレーションは格別です。
⑦吉野山(奈良県吉野郡)
大峰連山の北端から南へ約8km続く尾根一帯の吉野山は、桜の名所として有名。3万本もある桜の木が満開になった時の美しさと迫力は目を見張るものがあります。秋には、その桜の葉が見事に紅葉し、モミジの木も色鮮やかに色づきます。標高差があるので、紅葉が山頂から麓へと徐々に移っていく様子も楽しむことができます。吉野山は、日本古来の山岳神道としられる修験道の聖地でもあり、有数のパワースポットでもあるとか。平安時代に歌われた歌も多くありますね。古の時に思いを馳せながら、紅葉を愛でるというのも趣があっていいかもしれませんね。
⑧奇絶峡l(和歌山県田辺市)
会津川の上流に位置する渓谷。奇絶という名前の通り、ユニークな形の大小無数の奇岩がたくさん点在します。紅葉狩りに出かけた際には、赤色の鮮やかな橋や、不動明王をお祀りする不動滝(赤城滝)の上方にある、一枚岩に刻まれている磨崖三尊もぜひ見てきましょう。
いかがでしたか?今回は近畿地方というだけあって、紅葉の名所も長い歴史を誇る所が多かったですね。昔の人も現代の人も紅葉を見て美しいと思う気持ちは変わらないようです。美しいものはいつまでも楽しみたいものですが、季節の移ろいは速いもの。本格的な厳しい冬の到来の前に、山々や木々の最後の艶やかな装いを楽しみたいですね。
そして・・・記事を書き溜めていたらあっという間に紅葉が進んでしまいました、ごめんなさい。