- 週間ランキング
Q. 天気予報を確認しなかったことが原因で、失敗した経験はありますか
この問いに対する回答結果のうち、「たまにある」が41.6%、「何度もある」が12.0%。じつに半数以上のビジネスマンが、それなりの頻度で失敗している模様です。何をやってしまったかというと、「洗濯物を外に⼲して⾬に降られた」「最⾼気温の違いで、服装の選択を間違えた」といった⽇常的なことから、「ピクニックに⾏って⼤⾬にあった」「 公園でバーベキューをしようとして、⾬が降って中⽌になった」といったレジャーに関するものまで、どれもおそらく誰もが「あるある」と頷きそうな内容ばかり… 。ただチェックするという10秒単位の行為ながら、おでかけ前に習慣化されている人は「しまった!」が少ない人生なのかもしれませんね。
Q.デートのスケジュールを⽴てる際、どの程度の割合で天気予報を確認しますか
さて、ここで本題です。「全く確認しない」と回答した⼈の割合を⾒てみると、既婚者はわずか 8.4%。また、未婚で現在彼⼥がいる⼈に関しては⾮常に少なく 2.4%でした。ところが。未婚かつ現在彼⼥がいない⼈に関しては、実に 28.8%もの⼈が「全く確認しない」と回答したというのです。それには次の質問も関係ありそうです。
Q. (デートのスケジュールを⽴てる際) 天気予報を確認しなかったことが原因で、失敗した経験はありますか
「全くない」と回答した人の割合は、既婚者や現在彼⼥がいる⼈に関しては4 割程度。一方で、未婚かつ現在彼⼥がいない⼈は 6 割近くが「全くない」と答えています。つまり、失敗経験があるからこそきちんと天気予報を確認するようになり、失敗したことがないから天気予報は確認しない、ということなんですね!・・・って、それホントに本当!? 女子的にはかなり疑問が残る回答結果のような・・・本当に失敗はなかったのでしょうか。
既婚者や彼⼥がいる⼈は「どんなに完璧なデートプランを⽴てていても、⾬の中濡れてしまうと⼥性は気分を害してしまうことがある」ということを理解していることがわかります。現在 彼⼥・妻がいる⼈に対しては、次のような質問もありました。
Q.天気が原因でデート中に喧嘩した経験がありますか
「何度もある」が 6.7%、 「たまにある」が 14.7%、 「1 度だけある」が 5.0%で、合わせて 26.4%。実に4 ⼈に1 ⼈が彼女を怒らせちゃっています。その内容は「遊園地に⾏ってずぶぬれになって喧嘩した」「⾬の⽇の遊園地で乗り物に乗れず喧嘩になった」「旅⾏時、⼤雪のせいで全く動けなかった」「天気予報を確認せずに⾞で遠出したら雪に降られ、ノーマルタイヤだったので⽴ち往⽣してしまった」といったもの。まあ女子のワガママといってしまえばそれまでですが、それくらい女性にとって天気の影響は大きいということ。それにそんな本音をぶつけられる相手だからこそおつきあいが続いているとも考えられます。
だとすると、彼女のいない人の「失敗したことがない」が、急にあやしくなってきませんか・・・ じつは本人が失敗と気づいていないだけで、それがお別れの原因になったりはしていないか?「ほんとは喧嘩したいくらい不機嫌だけど、通じてなさそうだしもうめんどくさいや」などと、密かにフェードアウトされていた可能性もあるのでは・・・。
ところで、ビジネスマンのデートになぜそんなに天気予報が重要なのでしょうか。
それは、とりわけ25歳以上の大人女子が、お天気の影響をたいへん受けやすい生きものだから・・・そう、彼女たちも高校生くらいまでは、好きな彼氏や親友と一緒なら、ナマ足が寒風にさらされようが 直射日光が顔に当たりっぱなしだろうが頓着せず何時間でも語り合うことができました。けれど大人になった今、たとえ愛しい人が立ててくれたプランでも(それを心から感謝している場合でも)寒さ暑さからくる不快感にはどうにも勝てない体に成長(老化)してしまったのです。とくに冷えはダイレクトに心身の不調を招きます。男性の皆さんにはワガママにしか聞こえないような「寒いから帰りたい」などというつぶやきも、大人女子にとっては魂の叫び。不機嫌になっているのは雨で寒いからではなく、その不快な状態が放置されたままなのが哀しいのだと理解していただいて差し支えありません。
雨の日にはカサ(屋根)を、雪の日には暖かさを。攻めてくるものから彼女をガードするプランを立てるのが、成功の秘訣といえましょう。そういえば昔読んだ恋愛小説に「今日はすごく寒いから、ストッキングをはいた脚が暖かくあってほしい。だから掘り炬燵の店を選んだ」というようなくだりがあったのを思い出しました。十代だった当時はピンとこなかったのですが、今ならその対応の有り難さがよくわかります。ゆとりがなければ到底思いつかない心配り。大人デートは、行き先そのものよりも心地よい体感が何より重要なのですね。
そんな包容力によって、雨雪や寒さはむしろ記憶に残るスペシャルな思い出に。カサの中の親密さ、距離の近さ。北風を避けたお店のホットドリンクから立ちのぼる湯気。積もる雪に一緒に立ち向かったという同盟感。等々・・・いつも以上に彼を頼もしく感じるデートになりそうです。
現在の⻑期予報サービスは、1ヶ⽉先までの気温と降⽔量を細かく把握することもできるといいます。その日の予報がわかっていれば、空模様や気温の変化に合わせてプランを調整することも可能ですね。天気を味⽅につけることが、モテるビジネスマンになる意外な近道といえるかも? 悪天候にも動じることなく女性をエスコートできる男性って、想像するだけでもすごくかっこいいですものね。