フィリピンのルソン島には熱帯低気圧があり、今後台風に発達する見通しです。日本への直接的な影響はありませんが、台風シーズンは来月にかけて続きます。台風に備えて日ごろから準備を進めておきましょう。

●日本への直接的な影響はなし

今日22日(金)午後3時現在、フィリピンのルソン島に熱帯低気圧があり、今後台風に発達する見通しです。その後は西よりに進路を取り、ベトナムに向かうため、日本への直接的な影響はないでしょう。

●台風シーズンは続く

次発生する見込みの台風は日本への影響はありませんが、まだまだ台風シーズンは続きます。平年ですと8月は5.7個、9月は5.0個発生しています。今月は今日22日午後3時現在、3個の台風が発生(10号~12号)し、昨日発生した台風12号は九州南部に上陸しました。この台風や台風周辺の湿った空気の影響で鹿児島県では、8月ひと月分以上の雨が1日余りで降るなど大雨となりました。

9月は日本列島に近づくようなコースを取ることも多くなるため、注意が必要です。台風による大雨や暴風に備え、避難経路の確認や防災グッズの準備、側溝や雨どいの清掃、飛ばされやすい物の固定や片づけるなど準備を進めておくとよいでしょう。

●台風の接近の前に準備しておくものは?

台風の接近を前に、いざという時のために、自分でできる備えがあります。ライフラインが断絶した場合に耐えられるよう、以下の3つのことを、事前に確認しておいたり、備えておいたりしてください。

①暴風で電柱が倒れたり、電線が切れて夜間に停電になったりすることがあります。懐中電灯を準備し、点灯するか確認しておきましょう。
②断水になった場合に備えて、飲料水を確保するのはもちろん、浴槽に水を張るなど生活用水も確保しておきましょう。
③避難場所で、数日間、過ごすことを想定し、非常用持ち出し品の準備や、食料の確保をしておきましょう。

また、普段から、避難場所や避難経路を確認しておくのはもちろん、家族で、緊急の場合の連絡手段と、その方法を話し合い、落ち合う場所などを決めておくのも大切です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士