今日22日も暑さは収まらず、厳しすぎる残暑が続いてます。午後も東海や近畿を中心に気温が上昇し、名古屋市や岐阜市、京都市で最高気温38℃と40℃に迫る酷暑となるでしょう。東京都心も35℃の予想で、5日連続で猛暑日(最高気温35℃以上)になる見通しです。8月後半(16日以降)に5日連続で猛暑日となると統計開始以来初となる記録的な暑さとなります。熱中症には厳重に警戒してください。

●東海や近畿では40℃に迫る酷暑 都心は記録的な暑さか?

今日22日も、太平洋高気圧に覆われて、晴れている所が多くなっています。上空にはこの時期としても暑い空気が日本列島に居座った状態が続き、一日を通して気温の高い状態になっています。今日22日も午前中から35℃以上の猛暑日の所があり、午前11時40分までの最高気温は、愛知県名古屋市で36.9℃と全国で一番気温が高くなっています。愛知県豊田市と香川県三豊市財田は36.7℃、三重県松坂市飯南で36.5℃と続き、全国の32地点で35℃以上となっています。

午後はさらに気温が上昇するでしょう。予想最高気温は、名古屋市や岐阜市、京都市で38℃と40℃に迫る酷暑となる見通しです。前橋市や福井市、大阪市、奈良市、鳥取市は37℃、熊谷市、甲府市、岡山市、山口市で36℃の予想です。東京都心も35℃の予想で、35℃以上になると今月18日から5日連続で35℃以上の猛暑日となります。8月に5日以上続けて猛暑日になったのは2015年(1日~7日)と2025年(2日~6日)の2回しかなく、8月後半(16日以降)に猛暑日が5日以上続くのは、統計開始以来初の記録的な暑さとなります。

暑さが長く続き体力も落ちているころです。今まで行ってきた熱中症対策はもちろんですが、疲れも溜まっていることを考慮して、エアコンの設定温度を見直すなど、この長く続く猛烈な暑さを乗り切ってください。

●熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士