鹿児島県では24時間で300ミリ超の記録的な雨 平年8月1か月分を超える雨量
今日22日は台風12号の影響で、鹿児島県を中心に雨雲が発達しています。24時間雨量が平年8月1か月分の雨量を超える300ミリを超え、8月として1位を記録した所も。鹿児島県では昼過ぎにかけて線状降水帯が発生する恐れがありますので、引き続きご注意ください。
●24時間で300ミリ超えの雨も
今日22日は、台風12号の影響で、鹿児島県を中心に雨雲が発達しています。未明には種子島で1時間に54.0ミリの非常に激しい雨が降りました。種子島ではたった3時間で140.0ミリの雨量に達し、8月としては記録的な雨となりました。また午前9時現在の24時間降水量の最大雨量は、鹿児島県鹿児島市喜入で325.0ミリ、南さつま市加世田で311.5ミリ、指宿市で307.0ミリと、いずれも300ミリを超え、南さつま市加世田と指宿市では8月としては記録的な雨となりました。これらの地域の平年8月1か月分の雨量は200ミリ~220ミリ前後ですので、たった24時間で平年8月1.5か月分の雨が降ったことになります。
●線状降水帯発生のおそれも 総雨量がさらに増える所も
鹿児島県では昼過ぎにかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるでしょう。台風から変わった熱帯低気圧の影響で、同じ地域で雨が降り続いて、総降水量が多くなるおそれがあります。今日22日に予想される1時間予想降水量は、薩摩地方と大隅地方で50ミリ、種子島・屋久島地方で70ミリです。滝のような非常に激しい雨が降り、昼過ぎにかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。さらに明日23日午前6時までの24時間にさらに100ミリから150ミリの雨が降り、総雨量はさらに増える所もあるでしょう。
鹿児島県の薩摩地方、大隅地方、種子島・屋久島地方、奄美地方に土砂災害警戒情報が発表されています。22日夕方にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。