今日17日 晴れのエリアは猛烈な暑さ 局地的に雨雲や雷雲が発達
今日17日は、九州から関東、北陸、東北の太平洋側は日差しが強く、猛暑。山沿いを中心に所々でにわか雨や雷雨。東北の日本海側と北海道は広く雨に。
●気温がハイペースで上昇 広く猛暑
今日17日(日)も、高気圧に緩やかに覆われます。
広い範囲で強い日差しが照り付けるでしょう。
最高気温は、昨日(16日)と同じか高い所が多く、九州から関東、北陸、東北の太平洋側にかけて、35℃前後の予想。関東の内陸では38℃くらいまで上がる所もあるでしょう。湿度も高めで、熱中症のリスクの高い状況。こまめな水分補給や、適度な塩分補給を心がけてください。
めまいや立ちくらみ、手足のしびれ、軽い頭痛や吐き気などは熱中症のサイン。少しでも体調に異変を感じたら、すぐに涼しい所で休憩し、体温を下げることが重要です。
●熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。
●暑さに加え 急な雨や雷雨にも注意
気温の上昇や湿った空気の影響で、大気の状態が不安定に。特に雨雲や雷雲が発達しやすいのは九州と四国で、晴れていても、急に降ってくる強い雨や落雷に注意が必要です。
中国地方から関東、北陸、東北の太平洋側にかけても、山沿いを中心ににわか雨や雷雨の所があるでしょう。
一方、東北の日本海側と北海道は、前線の通過に伴って広い範囲で本降りの雨となりそうです。局地的には、道路が一気に冠水するような非常に激しい雨が降るでしょう。
●天気急変のサインとは
天気急変のサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、落雷が発生したりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。
避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。
単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることがほとんどです。スマホで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。