今日17日は前線の影響で、北海道と東北の日本海側では局地的に滝のような非常に激しい雨。大雨で、お盆休みの交通に影響が出るおそれ。最新情報を確認してください。

●北海道・東北の日本海側で非常に激しい雨

今日17日は、低気圧がオホーツク海に進み、前線が北海道付近を通過するでしょう。明け方から発達した雨雲がかかっていて、留萌地方の天塩町では1時間に51.0ミリ(6:20まで)の非常に激しい雨が降っています。

このあと、北海道は次第に雨の範囲が広がり、日本海側では昼過ぎにかけて、1時間に50ミリの激しい雨の降る所があるでしょう。太平洋側やオホーツク海側も雨脚が強まり、局地的には激しい雨が降りそうです。

東北の日本海側は、昼頃には雨雲がかかるでしょう。多い所では、1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る予想で、警報級の大雨となるおそれがあります。

交通機関の乱れが発生する可能性もあるため、道路や交通機関の運行情報など、最新情報を確認してください。

●予想降水量

【24時間降水量(多い所)】
18日午前6時まで
北海道 日本海側北部 120ミリ
北海道 日本海側南部  80ミリ
北海道 太平洋側西部  80ミリ
北海道 オホーツク海側北部 120ミリ
東北日本海側 80ミリ

北海道は昼過ぎにかけて、東北は昼過ぎから夜遅くにかけて、土砂災害や低い土地の浸水に注意・警戒してください。

●非常に激しい雨って どんな雨?

非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上~80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。

なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。

ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士