明日8日にかけて東北日本海側は警報級の大雨 12日(火)も荒れた天気の恐れ
東北地方の日本海側では、低気圧や前線の影響で雨が強まり、大雨となっている所があります。明日8日(金)にかけては秋田県や山形県を中心に警報級の大雨の恐れがあり、土砂災害や河川の増水などに警戒が必要です。12日(火)は日本海側を中心に雨や風が強まり、荒れた天気となる恐れがあります。最新の気象情報や交通情報を確認し、早めの対策を心がけてください。
●東北で大雨続く 土砂災害に厳重警戒
今日7日、東北地方では低気圧や前線の影響で活発な雨雲がかかり、大雨となっている所があります。特に秋田県では雨量が多く、秋田市大正寺では24時間降水量(午後2時40分まで)は132.5ミリを観測しています。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、土砂災害の危険度が高まっています。夜遅くにかけて、土砂災害への厳重な警戒が必要です。
●明日8日も日本海側は警報級の大雨の恐れ
明日8日(金)も日本海側は断続的に雨が降るでしょう。秋田県や山形県(置賜地方・庄内地方)を中心に、局地的には雷を伴った激しい雨が降り、警報級の大雨の恐れがあります。引き続き、崖や川の近くなど危険な場所には絶対に近づかないようにしてください。避難情報や最新の気象情報に注意を払いましょう。
また、東北地方では明日8日(金)にかけて、大気の非常に不安定な状態が続く予想です。竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意が必要です。急に空が暗くなったり、雷の音がゴロゴロと聞こえてきた時は、無理をせず安全な建物や車の中に移動してください。お出かけの際は、雨雲レーダーの動きをこまめに確認しながら行動すると安心です。
●大雨が発生したら 命を守るために取るべき行動とは
近年、大雨による災害が増えています。いざというときに慌てないためにも、正しい知識と事前の備えが大切です。安全を確保するために、以下の点に注意してください。
① 河川や用水路には絶対に近づかない
普段は穏やかな流れでも、大雨時には急激に水位が上昇し、足元の境界が見えなくなる危険があります。増水した水に足を取られて流される恐れがあるため、近づかないようにしましょう。
② 運転中は低い道路やアンダーパスを避ける
低い場所は冠水のリスクが高く、車が立ち往生する危険性があります。車内に取り残されると、ドアが開かなくなるなど命に関わる事態もあり得ます。迷わず迂回を選択しましょう。
③ 急な斜面には近づかず、反対側へ避難
山沿いや崖付近は土砂災害のリスクがあります。土砂災害警戒情報や雨量情報をこまめにチェックし、状況を正確に把握しましょう。
④ 地下施設では、異変を感じたらすぐに地上へ避難
地下街や地下鉄は水の流れ込みに気づきにくいため、避難が遅れる可能性があります。雨漏りや異常を感じた場合は、速やかに地上へ移動しましょう。
⑤ ダムの近くに住んでいる場合は放流情報を確認
大雨が続くと、ダムでは決壊を防ぐために緊急放流を行うことがあります。上流にダムがある場合は、気象庁や自治体の情報を定期的に確認しましょう。
●12日(火)は雨や風が強まる恐れ 交通機関の乱れに注意
9日(土)は高気圧に覆われて、おおむね晴れるでしょう。貴重な晴れ間となりますので、日差しを有効に活用してください。
10日(日)になると早くも天気は下り坂で、仙台など雨の降る所がありそうです。お出かけの際は折りたたみ傘があると安心です。
11日(月)から12日(火)にかけては、前線や低気圧の影響で雨が降るでしょう。特に12日(火)は、前線上の低気圧が北日本を通過するため、日本海側を中心に雨や風が強まる恐れがあります。交通機関に影響が出る可能性があるため、帰省や旅行を予定している方は最新の情報をこまめに確認してください。