あす8月5日(火)は暑さのピークになり、全国各地で危険な暑さが予想されます。東北から九州にかけて猛暑日(最高気温が35℃以上)になり、群馬県や埼玉県、栃木県で40℃以上が続出する恐れがあります。熱中症警戒アラートが今年最多(タイ)の38都府県に発表されています。万全な熱中症対策を行ってください。

●熱中症警戒アラートが今年最多(タイ)の38都府県に発表

熱中症警戒アラートが、今年最多の38都府県(青森、岩手、宮城、福島、茨城、群馬、埼玉、東京、千葉、神奈川、長野、山梨、静岡、愛知、岐阜、三重、富山、福井、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、広島、岡山、島根、鳥取、徳島、香川、愛媛、山口、福岡、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島(奄美地方を含む))に発表されています。

また、熱中症警戒アラートが発表されていない地域でも北海道から沖縄で暑さ指数(予測値)が31以上と熱中症リスクが高いエリアが多くなっています。熱中症対策は万全になさってください。

●熱中症警戒アラートとは?

熱中症警戒アラートは、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。

熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。

この暑さ指数が、全国を58に分けた府県予報区等のどこかの地点で、「33」以上と予想した場合、熱中症警戒アラートが発表されます。熱中症警戒アラートが発表された所では、日頃から実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心がけてください。

●熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は

熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。

①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。

②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。

③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。

④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。

⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士