今日3日(木)は、北海道でも最高気温30℃以上の真夏日が続出。900地点あまりある全国アメダスの内、720地点で真夏日となり今年最多に。一方、九州~東北の所々でゲリラ雷雨となりました。明日4日(金)も「猛暑」と「ゲリラ雷雨」に警戒が必要です。

●今年初 真夏日地点700超え 島根と山口で体温超えの37.4℃

今日3日は、沖縄~北海道まで、全国的に最高気温30℃以上の真夏日が続出。900地点あまりある全国アメダスの内、720地点で真夏日となり今年最多となりました。最高気温35℃以上の猛暑日は81地点で、全国で一番上がったのは、島根県津和野町と山口県山口市でともに37.4℃と、体温超えの危険な暑さとなりました。

山口市37.4℃、熊本市35.9℃、高松市は36.0℃と、ともに3日連続の猛暑日。長野市は35.0℃と今年初の猛暑日に。東京都心は33.4℃と、8日連続で真夏日となりました。

また、北日本も気温が高く、札幌30.0℃、旭川30.7℃。仙台は31.1℃と1週間連続で真夏日となりました。

※3日17時までの最高気温

●明日4日も西日本を中心に猛暑に警戒

明日4日も、西日本を中心に危険な猛暑が続く見込みです。真夏日地点は、今日3日より少なくなりますが、猛暑日地点は今日3日と同じく80地点くらいにのぼる予想です。

予想最高気温は、高松37℃、京都・岡山・山口で36℃、富山・鳥取・福岡・熊本で35℃、東京都心・名古屋・大阪で34℃の予想です。

「休息・冷却・水分補給」をこまめに行い、熱中症には十分に注意しましょう。また、夜間も気温の下がり方が鈍く、西日本・東日本では熱帯夜(夜間の気温が25℃以上)の所が多くなります。エアコンはつけたまま、通気性のよい寝具で、いつでも水分がとれるようにしておきましょう。

●ゲリラ雷雨に警戒

今日3日も、九州~東北は晴れた所も天気急変。局地的に激しい雨が降りました。1時間雨量は、奈良県下北山村で73.5ミリ(7月1位:統計開始2014年~)、奈良県十津川村風屋で65.0ミリ(観測史上1位:統計開始1977年~)と、滝のような非常に激しい雨が降りました。また、18時には、栃木県宇都宮付近で1時間に110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ「記録的短時間大雨情報」が発表されました。

明日4日も、近畿~関東甲信を中心に、気温が上がる午後は大気の状態が非常に不安定。晴れていても急な激しい雨や非常に激しい雨、落雷、竜巻などの突風に警戒が必要です。

一方、北日本は気圧の谷の影響で、北海道や東北北部を中心に本降りの雨となるでしょう。落雷や突風にもご注意下さい。

●ゲリラ豪雨に遭遇したら

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。

① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士