3日午後は近畿~関東中心に激しい雷雨で停電リスク大 猛暑時の停電への備えは
今日3日(木)も、九州~東北にかけて大気の状態が不安定。特に、午後は近畿・東海・関東甲信を中心に、局地的に滝のような雨が降り、落雷などにより停電リスク大。猛暑のこの時期、停電への備えは?
●今日3日(木) 九州~東北 ゲリラ雷雨に注意
今日3日(木)も、暖かく湿った空気や日中の気温上昇、上空の寒気の影響で、九州~東北にかけて大気の状態が不安定。特に、体温並みに気温が上がる午後は、近畿・東海・関東甲信を中心に発雷確率(雷が発生する確率)が高くなっています。
すでに午前から近畿~関東では、山沿いや内陸を中心に雨雲や雷雲が発達しています。午後は、山沿いで発生した雨雲や雷雲が、一部、都市部に流れ込むおそれがあります。
晴れている所も油断禁物。局地的には1時間に50ミリ以上の滝のような非常に激しい雨が降り、アンダーパスなど低い土地は、短時間で浸水するおそれがあります。落雷や竜巻などの突風、ひょうにも注意が必要です。
黒い雲が見える、ゴロゴロと雷鳴が聞こえる、急に冷たい風がヒューと吹く時は、雷雲が近づいているサインです。早めに頑丈な建物に避難しましょう。
●落雷により停電リスク大
7月1日(火)は群馬県・茨城県・埼玉県・長野県・山梨県で、昨日2日(水)は福島県・山形県・宮城県・栃木県・群馬県・京都府・兵庫県で「記録的短時間大雨情報」が発表されました。この情報は、数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨が降り、災害が起きる一歩手前か、すでに起きている可能性がある時に発表されます。
猛暑の中、各地で停電の被害がでましたが、今日3日(木)も午後は、九州~東北で記録的短時間大雨情報が発表される可能性があります。局地的な激しい雨や落雷により停電リスク大となるため、熱中症など警戒が必要です。
●猛暑時 停電への備え
局地的な激しい雨や落雷により、停電が発生する可能性があります。
停電が発生すると、エアコンや扇風機が使えなくなり、室内の気温や湿度が急上昇して、熱中症のリスクが高まります。事前に、冷やしたペットボトル入りの水や麦茶、スポーツ飲料、冷却グッズ(ネッククーラーや保冷剤など)を用意しておくとよいでしょう。クーラーボックスやうちわ、携帯型扇風機もあると役立ちます。衣服は通気性の良い素材や、速乾性に優れた素材のものを選びましょう。
停電になった際は、薄着になってこまめに水分を摂取しつつ、保冷剤や氷、水でぬらしたタオルなどで体を冷やして、体温の上昇を抑え、熱中症を防いでください。
また、車は避難場所として有効です。車内のエアコンを利用するためにガソリンをこまめに補給し、ポータブル電源や冷却グッズ、飲料水などを事前に備えておきましょう。