北海道地方では、今週末にかけて暖かく湿った空気の流入や気圧の谷の通過などで大気の不安定な状態が続き、雨の降る日が多いでしょう。内陸を中心に雷を伴い、雨が強く降ることもありそうです。天気の急変に注意して下さい。

●今週は大気の不安定な状態が続く

今日(30日)の道内は上空に暖かく湿った空気が流れ込み、また北の低気圧からのびる気圧の谷が通過していることもあって道北や道央、道南方面を中心に雨が降り、道南方面などで雨足が強まりました。今日これからも道北や道東方面の内陸を中心に雨の降る所があり、局地的に雷を伴い、激しい雨となる恐れがあります。天気の急変に注意して下さい。

なお、道内は明日(7月1日)以降も大気の状態が不安定で、雨の降りやすい状況が続くでしょう。明日は午後に道東方面の内陸などで、明後日(2日)は低気圧通過の影響でほぼ全道で雨となる見込みです。

●天気の回復は6日(日)頃に

3日(木)以降も道内では雨の降りやすい状況が続き、特に4日(金)~5日(土)には次の低気圧の通過で広い範囲で雨となる見込みです。低気圧の進路や発達程度、また上空の寒気の状況によっては広くまとまった雨となり、局地的に大雨となる恐れがあります。また、極端な大雨でなくとも雨が降り続くと少しの雨でも川の水位が上昇したり、地盤の崩落やかけ崩れなどの土砂災害が発生することがあります。雨の量が多くなったり雨の日が続いた際には川の周囲や崖の下などには近寄らないようにして下さい。

日ざしや晴れ間が戻るのは早くて6日(日)頃となりそうです。それまでは外出には雨具の手放せない日が続くでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士