週末以降、日本付近では梅雨前線が見られなくなり、関東甲信では明日27日(金)以降、夏本番の暑さとなりそうです。来週は雨の降る日もありますが、関東甲信でも間もなく梅雨明けとなりそうです。

●梅雨前線が消滅 週末は夏本番の暑さ

今夜26日(木)から明日27日(金)朝にかけては前線の通過に伴って、関東甲信では局地的に激しい雨が降る見通しで、土砂災害や低い土地の浸水などに注意、警戒が必要です。
前線の通過後は、日本付近で梅雨前線が見られなくなり、太平洋高気圧に覆われる見込みです。関東甲信では、明日27日(金)日中から29日(日)ごろにかけては広く晴れるでしょう。最高気温は32℃~34℃くらいで夏本番の暑さとなりそうです。熱中症対策を万全にしてお過ごしください。

●関東甲信 梅雨明けは秒読み

関東甲信では、はっきりとした前線は見られないものの、高気圧の縁を回る湿った空気や気圧の谷の影響で大気の状態が不安定となるため、30日(月)から7月4日(金)ごろにかけては、晴れても急に雨が降ったり、雷雨になったりして、変わりやすい天気となるでしょう。
一方、5日(土)以降は、太平洋高気圧が勢力を強め、関東甲信も夏の高気圧に覆われる見込みです。晴れる日が続き、今日26日、日本気象協会が発表した最新の梅雨明け予想では、関東甲信でも7月上旬には梅雨明けとなりそうです。
関東甲信の梅雨明けは、平年では7月19日ごろで、平年よりかなり早い梅雨明けとなりそうです。

●来週後半以降 内陸では連日の猛暑日に

5日(土)以降は、強い日差しが照りつけ、猛烈な暑さとなるでしょう。内陸を中心に最高気温35℃以上の猛暑日となり、前橋では猛暑日が続いて、甲府では7日(月)、8日(火)とも36℃の予想です。今日26日気象庁から発表された最新の1か月予報によりますと、この先1か月の気温は平年より高い予想です。また、今日26日は「高温に関する早期天候情報」も発表されていて、向こう2週間の気温は、かなり高いと予想されています。
熱中症対策をしっかりと行い、熱中症警戒アラートが発表されたら、スポーツを中止したり、涼しい屋内に移動したりして、万全の対策をしてください。

また、夜も気温があまり下がらず、熱帯夜となる所が多いでしょう。夜もエアコンを適切に使用し、寝る前にコップ1杯の水を飲むなどして、夜間の熱中症にも注意してください。

●真夏の熱中症予防

熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。

①日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。

②できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。

③暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士