土日は熱帯低気圧が北上し梅雨前線が活発化 週明けは台風1号が姿を変えて日本に影響
中国大陸の華中にある熱帯低気圧が、次第に北上して梅雨前線の活動を活発化させるため、明日14日(土)から15日(日)は、西日本中心に警報級の大雨となるおそれがあります。また、台風1号は、16日(月)に中国大陸で熱帯低気圧に変わったあと、週明けの雨の降り方に影響を与えそうです。
●土日は熱帯低気圧北上で梅雨前線が活発化
今日13日、中国大陸の華中にある熱帯低気圧は次第に東シナ海を北上し、梅雨前線の活動を活発化させる見込みです。熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、14日(土)は、九州などで非常に激しい雨が降り、西日本を中心に警報級の大雨となるおそれがあります。また、15日(日)は東日本を中心に雨が強まり、西日本から東日本の広い範囲で大雨となりそうです。
●台風1号は中国大陸で熱帯低気圧に
おととい11日に発生した台風1号は、今後、中国大陸に進み、次第に勢力を弱める見込みです。16日(月)には熱帯低気圧に変わるでしょう。台風1号としては、日本に直接の影響はありませんが、熱帯低気圧に姿を変えた後の動向に注意が必要です。
●週明けは台風1号が姿を変えて日本に影響
台風1号は16日(月)に熱帯低気圧に変わりますが、台風1号が運んできた熱帯由来の暖かく湿った空気が梅雨前線に向かって流れ込む見込みです。週明けは、雨の止み間は増えるものの、九州北部や本州の日本海側で雨雲が発達しやすいでしょう。局地的に大雨となるおそれがあるため、雨の降り方に警戒してください。