今日14日の夜は満月「ワームムーン」 一部でわずかな時間に部分月食 各地の天気は
今日14日(金)15時55分に満月を迎えます。3月の満月はワームムーンとも呼ばれます。今夜は関東から九州で晴れて、満月がよく見える所が多くなりそうです。北海道や東北など一部では、部分月食(欠けた月が昇ってくる月出帯食)となりますが、月の昇る位置がかなり低く、観察するのは難しいでしょう。
●今夜は満月 気になる天気は
今日14日(金)は、15時55分に満月を迎えます。月の出の時刻は、仙台17時44分、東京17時49分、名古屋18時01分、大阪18時07分、福岡18時28分です。
今夜は、北海道や東北は日本海側を中心に雪が降りますが、太平洋側では一部で晴れて、満月が見えそうです。関東から中国、四国にかけては広く晴れて、満月がよく見えるでしょう。九州も夜は晴れて、見える所が多い見込みです。沖縄は曇りや雨で、残念ながら見えないでしょう。
満月は、日の入りの頃に東から上り、真夜中には南の空に見えます。日中は暖かい所も夜は冷え込みを感じることがありますので、夜の予想気温をチェックして、身体を冷やさないよう、お気をつけください。
●アメリカでは皆既月食 日本の一部では月出帯食も観察は難しい
実はハワイ、南北アメリカなどでは日本時間の14日14時頃から18時頃に月が地球の影に隠される「皆既月食」が起こります。日本では残念ながら見られないので、インターネットの中継などで楽しむとよいでしょう。
北海道・東北地方(一部を除く)・関東地方東部・小笠原諸島では、部分月食(欠けた月が昇ってくる月出帯食)を見られる可能性があります。ただ、月の昇る位置が非常に低く、さらに月の出から部分食の終了まで10分程度と時間が短いので、観察するのはかなり難しいでしょう。
●3月の満月は「ワームムーン」
なお、満月には英語圏で様々な呼び名があります。4月は「ピンクムーン」、6月は「ストロベリームーン」などと月ごとに呼び方が変わります。3月の満月は、土から虫が顔を出す頃などから「ワームムーン」と呼ばれます。このような呼び名を思い出しながら、月を眺めてみるのも良さそうです。
【参考サイト】The Old Farmer's Almanac
AstroArts