12日の東海 今後の雨は? 13日は晴れて気温上昇 スギ花粉が大量飛散 週間天気
東海地方は、ぐずついた天気が続いていますが、明日13日は晴れて、気温が大幅に上がりそうです。スギ花粉の飛散量も多くなるでしょう。また、今週末は、まとまった雨になりそうです。天気や気温変化が大きく、スギ花粉のピークも続いているため、体調管理に注意してお過ごしください。
●今日12日 今夜にかけての雨の見通し
今日12日の東海地方は、雲が多く、太平洋側の地域を中心に雨の降っている所があります。
低気圧が本州の南にあって、東海地方には、暖かく湿った空気が入りやすくなっています。低気圧は、東海地方の沿岸を通過した後、明日13日の未明には、関東方面へ遠ざかる見込みです。
午後は、午前中よりも雨の降る範囲が広がるでしょう。太平洋側の地域を中心に、夜遅くにかけて雨が降る見込みです。大雨の心配はありませんが、急な強い雨や落雷に注意してください。
●明日13日は晴れて気温上昇 静岡では初夏の陽気
明日13日は、高気圧圏内となるため、広く晴れるでしょう。暖かな空気が入っている所に、朝からたっぷりの日差しが届くため、気温が上がりそうです。最高気温は、名古屋で18℃予想で4月上旬並み、20℃以上が予想される尾鷲は4月中旬並み、静岡は5月中旬並みとなりそうです。静岡県では20℃以上となる所が多く、一気に季節が進みそうです。朝晩と昼間の気温差が大きくなるため、調節しやすい服装でお過ごしください。
また、積雪が多く残っている地域では、雪解けが進む見込みです。なだれや屋根からの落雪、川の増水、路面状況の悪化など、一層注意してください。
このまま一気に春とはならず、この時期らしく季節は行ったり来たりしそうです。厚手のコートは、まだ残しておいた方がよいでしょう。
●明日13日は花粉が飛びやすい条件 対策を万全に
東海地方では、スギ花粉のピークが続いています。三重県や静岡県では、すでに大量飛散となっていますが、愛知県でも飛散量が多くなってきています。特に、明日13日は雨上がりで、晴れて気温が高くなるため、花粉が飛びやすい条件となります。1㎠あたり100個以上の「極めて多い」や「非常に多い」レベルの所が多くなりそうです。
その先も、「極めて多い」や「非常に多い」レベルが、多くの地域で予想されます。飛散がピークとなっているため、曇りや雨の日も、マスクやメガネなどで対策を万全にするようにしてください。
●花粉が飛びやすい条件
花粉が飛びやすい条件には、大きく3つあります。
① 「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。
② 「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。
③ 「雨の翌日以降や気温の高い日が2~3日続いた後」
雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2~3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。
花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。