この先1週間、天気も気温も目まぐるしく変化する見込み。明日12日は太平洋側で一時雨の所があるが、広い範囲で春の暖かさ。13日は関東で広く20℃以上に。15日は西から天気が崩れ、16日にかけて春の嵐となる恐れ。気温も一変し、再び冬に逆戻り。荒天と激しい寒暖差に注意。

●15日～16日　低気圧が本州付近を発達しながら通過

季節が進んだ証拠でもありますが、季節の変わり目らしく、天気も気温も目まぐるしく変化するようになりました。この先1週間も、日本付近で暖気と寒気がぶつかり合い、短い周期で低気圧や前線が通過するでしょう。

明日12日(水)から13日(木)にかけては太平洋沿岸に前線がのび、太平洋側で一時雨の降る所があるでしょう。
14日(金)になると、東シナ海に前線を伴った低気圧が発生し、15日(土)から16日(日)にかけて急速に発達しながら本州付近を通過する見込みです。

この低気圧が抜けたあと、17日(月)は一時的に西高東低の冬の気圧配置となるでしょう。

●この先も小刻みに雨　15日～16日は雨風強まり荒天の恐れ

明日12日(水)は雨のマークが並びますが、雨の降る時間は比較的短く、降るエリアも太平洋側の一部に限られそうです。東海や関東は沿岸部を中心に雨で、朝にかけてと昼過ぎに雨の降る所があるでしょう。九州や東北は夜から雨が降りやすくなりそうです。

明後日13日(木)は関東から西では晴れのエリアが広がる見込みです。東北や北海道は日本海側を中心に雪で、ふぶく所もあるでしょう。

14日(金)も晴れの続く所が多くなりますが、沖縄は雨でしょう。

15日(土)は西日本から雨に加えて風も強まり、荒れた天気となる見込みです。九州は午前中から雨で、夜には東海まで雨のエリアが広がるでしょう。
16日(日)朝には関東や東北南部まで雨のエリアが広がり、内陸部では雪になる所もある見込みです。交通の影響などにもご注意ください。

17日(月)は日差しの戻る所もありますが、北風が冷たいでしょう。

●13日は関東で広く20℃以上　16日は真冬に逆戻り

全国的に1週間の気温の変動が激しくなるでしょう。
東京の予想最高気温を見ると、明日12日(水)は17℃と春の暖かさとなり、明後日13日(木)は22℃まで上がり、初夏を思わせる5月上旬並みの気温です。その後は日に日に気温が下がり、16日(日)は9℃と真冬並みに。シャツ1枚で過ごせるような暖かさからたった3日間で冬のコートが手放せない寒さとなるでしょう。

なお、全国的に16日(日)頃から寒気の影響で気温が急降下する見込みで、九州北部、九州南部、沖縄、奄美では「気温がかなり低くなる」恐れがあるとして、「低温に関する早期天候情報」が発表されています。

日々の服装選びを間違うと体調を崩しかねません。体調管理はもちろん、寒さに弱い農作物の管理などにも十分ご注意ください。

情報提供元： tenki.jp日直予報士