北海道の3か月予報 気温の変動が大きく どか雪もありそう
本日(19日)、札幌管区気象台から最新の北海道の3か月予報が発表されました。日本海側とオホーツク海側では、低気圧の影響を受けやすく、冬型の気圧配置が強まる時期もあるため、向こう3か月の降水量は平年並みか多いでしょう。また、日本海側の降雪量も平年並みか多い見込みです。
●12月 前半は気温が高め、後半は強い寒さも
日本海側とオホーツク海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多いでしょう。太平洋側は平年通りに晴れの日が多い見込みです。降水量は日本海側とオホーツク海側で平年並みか多く、太平洋側はほぼ平年並みでしょう。気温は各地域ともほぼ平年並みの見込みです。
12月前半は低気圧や気圧の谷が通過しやすいため、南から暖かい空気が流れ込み、気温は平年より高めとなる日がありそうです。そのため、降るものは湿った雪や雨となることもあるでしょう。一方、12月後半は冬型の気圧配置となり、寒気が流れ込みやすくなるため、厳しい寒さとなる日もありそうです。
まとまった雪が降る可能性もあります。車の中には、万が一雪で立往生した時に、自力で脱出したり、救助を待つことができるように、けん引ロープや防寒具、スコップなど常備しておきましょう。
●1月 数日の周期で気温の変動が大きい 大雪となることも
日本海側とオホーツク海側では、低気圧の影響を受けやすく、冬型の気圧配置が強まる時期もあるため、平年に比べ曇りや雪の日が多いでしょう。太平洋側は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。平均気温はほぼ平年並み、降水量は日本海側とオホーツク海側で平年並みか多く、太平洋側はほぼ平年並みでしょう。
低気圧が近づいてくると、暖かい空気が流れ込むため、気温が上がり、湿り雪やみぞれが降りやすくなります。そして、低気圧が通過した後は冬型の気圧配置となり、寒気が流れ込んで、寒さが強まり、日本海側を中心に雪が降りやすくなります。
このようなパターンが予想されるため、数日の周期で気温が平年より高くなったり、厳しい寒さとなったりを繰り返しそうです。札幌のように、低気圧と冬型の気圧配置の両方で雪が降る場所などでは大雪となる恐れがあります。
●2月 日本海側は雪が降りやすく、平年と同様の傾向
日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多いでしょう。オホーツク海側と太平洋側では、平年と同じように晴れる日が多い見込みです。平均気温はほぼ平年並み、降水量もほぼ平年並みでしょう。冬型の気圧配置が続きやすく、日本海側ではまとまった雪の降る可能性があります。