中国地方の最高気温は山陰を中心に35度を超え、島根県と鳥取県では7月としてはもっとも高くなった所がありました。この厳しい暑さは来週にかけても続く見込みです。中国地方は7月下旬から8月上旬にかけてが、一年でもっとも気温が上がりやすい時季です。これまで以上に熱中症に警戒してください。

●記録的暑さ 猛暑日続出

中国地方は朝から日差しが照りつけ、山陰では35度を超えた所が多くなり、山陽も35度を超えた所があります。
各地の15時までの最高気温は、島根県松江は37.2度、島根県斐川(出雲空港)は37.4度、島根県海士は35.5度、鳥取県湖山(鳥取空港)は36.6度、鳥取県塩津は36.3度で7月の観測史上最高気温を更新しました。

【中国地方各地の最高気温 15時00分まで】
広島 34.7度
岡山 36.3度
山口 33.5度
松江 37.2度(7月観測史上最高気温)
鳥取 37.4度

●来週にかけてもかなり暑い

今週末から来週も大体晴れますが、山沿いを中心ににわか雨や雷雨の所がある見込みです。
朝の最低気温は25度以上、日中の最高気温は山陽や山口県では35度を超え、山陰も35度以上の猛暑日になる日があるでしょう。厳しい暑さが続きそうです。
熱中症のリスクが一段と高くなるおそれがあります。屋外での活動は、日陰を利用したり活動時間を短くするなど、計画の見直しを考えたほうがよさそうです。屋内でもエアコンを利用するなど、涼しい環境でお過ごしください。

●熱中症の応急処置のポイント

立ちくらみや大量の汗をかくなどの熱中症のサインが現れた時は、エアコンが効いた涼しい場所や風通しのよい日陰に移動し体を冷やしましょう。
また衣服をゆるめて体の表面に風をとおすなど、体から出る熱を逃がしてください。冷やした水が入ったペットボトルを首筋やわきの下、足の付け根にあてることも、より体温を下げることにつながります。
自分で水分が取れるようであれば、経口補水液やスポーツドリンクなどで水分や塩分をとりましょう。
もし、意識がない、自力で水分補給ができない場合は、すぐに医療機関へ。

情報提供元: tenki.jp日直予報士