今週末からゴールデンウィークが始まりますが、停滞する前線や低気圧の影響で周期的に雨。GW初日の27日(土)は西日本や東日本は広く雨。28日(日)は一旦回復しますが、29日(月)から再び雨や曇りの天気に。暑さのピークは2回。前半は28日(日)頃、後半は5日(日)前後でしょう。

●GWスタートの3連休 短い周期で雨 外出は雨具を備えて

今週末からゴールデンウィークが始まります。行楽を予定されている方も多いと思いますが、日本の南に停滞する前線や低気圧の影響で、周期的に雨が降るでしょう。

まず、GW初日にあたる27日(土)は沖縄、九州から関東にかけて広い範囲で雨が降る見込みです。
その後、28日(日)はいったん天気は回復する所が多いでしょう。中国、四国から東北、北海道にかけて日差しがありますが、それも束の間。29日(月)「昭和の日」になると、再び雨のエリアが広がり、太平洋側ほど雨の強まる時間がありそうです。

ずっと降り続くような雨にはならないものの、ゴールデンウィーク最初の3連休の間だけでも、度々傘の出番があるでしょう。行楽の際はこまめに雨雲レーダーを確認してください。

●GW中頃もすっきりせず 日が差すと気温急上昇↑ 暑さ対策を

30日(火)は沖縄や九州は断続的に雨が降りますが、その他の地域は広く晴れるでしょう。5月1日(水)は、再び広く雨が降る見込みです。

3日(金)「憲法記念日」にかけては、南の海上に前線が停滞し、沖縄はまるで梅雨のように雨の降る日が続くでしょう。沖縄地方の梅雨入りの平年日は5月10日頃です。状況によっては梅雨入りを検討するタイミングとなりそうです。
九州から東北にかけては、太平洋側ほどゴールデンウィーク中頃にかけて天気が変わりやすく、小刻みに雨が降りそうです。外出の際はできる限り、雨具を備えておくと安心です。

5日(日)「こどもの日」、6日(月)は晴れる所が多くなるでしょう。
予報が先になるほど、精度が下がりますので、雨の降るタイミングなどはこまめに最新の情報をご確認ください。

また、ゴールデンウィーク中は、暑さのピークが2回ありそうです。日が差す日は、気温が一気に上昇するでしょう。
ゴールデンウィーク前半は28日(日)をピークに、後半は5日(日)頃を中心に暑さのピークとなりそうです。九州から東北まで広い範囲で最高気温が25℃以上の夏日となり、近畿から関東甲信の内陸部では30℃以上の真夏日になる所もある見込みです。
まだ体が暑さに慣れていない時期ですので、熱中症に十分注意をしてください。適度に涼しい場所で休息をとり、こまめに水分を補給するようにしましょう。

なお、北海道には4月30日(火)から5月1日(月)の月が替わるタイミングで一時的に強い寒気が入り、内陸部や山沿いでは湿った雪の降る所もあるでしょう。急に寒さが戻る上に、車の運転などは路面状況が悪くなる可能性もあるため、注意が必要です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士