雨雲が急発達 警報級大雨の可能性も 夏休み終盤 ゲリラ豪雨に遭遇したらどうする
きょう21日も各地で気温が上がり猛烈な暑さとなっています。雨雲の元になる湿った空気が流れ込んでいるため、気温の上昇とともに、雨雲が発達し始めています。夏休みも終盤で川や山など外でのレジャーは空の変化を感じたら、迷わず早い段階で、安全な場所へ避難を。
●きょう21日も山沿いから雨雲が急発達 警報級大雨の可能性も
この数日は、広い範囲では晴れているものの、局地的には滝のような雨の降る日が続いています。
きょう21日も雨雲の元になる湿った空気が流れ込んでいるため、気温の上昇とともに、雨雲が発達しやすい状況で、山沿いを中心にあちらこちらで雨雲が発達し始めています。
九州から東北にかけて発雷確率が高く、特に山沿いや内陸部を中心に雷雲が発達しやすいでしょう。
どこで大雨が降ったり、雷がなったりしてもおかしくない状況です。風も弱く、雨雲がとどまりやすいため、急に周囲の状況が悪化するような大雨になる恐れもあります。
場合によっては、大雨警報が発表されるような「警報級大雨」となる可能性もあるでしょう。
夏休みも終盤で川や山など外でのレジャーは空の変化を感じたら、迷わず早い段階で、安全な場所へ避難をしてください。
●上流のゲリラ豪雨(局地的な大雨)を知るには
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)によって、危険な状態になるのは、自分のいる所に雨雲がかかる場合だけではありません。川の上流でゲリラ豪雨(局地的な大雨)が発生すると、雨が降っていない下流でも、被害が発生する恐れがあります。
上流のゲリラ豪雨(局地的な大雨)を知るポイントは3つ。1つめは、川の水かさが急に増えること、2つめは、川の水が濁ること、3つめは、木の枝などが流されてくることです。また、サイレンはダムを放流する合図なので、川のそばにいて、サイレンを聞いた場合も、必ず川から離れてください。
●ゲリラ豪雨に遭遇したら
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。
① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。