連休明けも40℃に迫る災害級の暑さ 夜9時でも30℃以上 熱中症に厳重警戒
連休明けのきょう18日(火)も、災害級の暑さに警戒が必要です。ここ数日の猛暑で熱が蓄積され、ハイペースで気温が上昇中。東京都心は午前9時台にすでに35℃を超え、関東や東海を中心に40℃に迫る所も。名古屋など夜9時でも30℃以上の予想です。日中だけでなく、夜間の熱中症にも厳重な警戒が必要です。
●気温ハイペースで上昇中 関東・東海は40℃に迫る所も
3連休明けのきょう18日(火)も、災害級の暑さに警戒が必要です。
連日の猛暑で熱が蓄積され、東京都心は最低気温(午前9時まで)が27.3℃と、今年一番に。日中は強い日差しとともに、きのう17日(月:海の日)以上にハイペースで気温が上昇中、午前9時台に35℃を超えました。
正午までの最高気温は、愛知県新城市で37.4℃、東京都心37.3℃など、8地点で37℃を超えました。
このあと更に上がり、予想最高気温は、熊谷・さいたまで39℃、名古屋・岐阜で38℃、東京都心・前橋・宇都宮・甲府・京都などで37℃などとなっています。
東京都など関東~九州・沖縄にかけて22都府県に、熱中症警戒アラートが発表されています。連日の猛暑で、疲れがたまっている方が多いと思います。原則、激しい運動は中止し、こまめに急速・冷却・水分補給を行い、熱中症には厳重に警戒して下さい。
●夜9時でも30℃以上
連日の猛暑で熱が蓄積され、夜間でも気温が下がり方が鈍くなっています。名古屋市では、きょう18日(火)の夜9時でも、30℃以上の予想です。
夜間の熱中症にも注意が必要です。通気性や吸水性の良い寝具を使ったり、エアコン+扇風機で部屋の空気を循環させ睡眠環境を整えましょう。睡眠時にも水分を失うため、就寝前には水分を補給して、枕元に飲料を置くなど対策をとりましょう。
●日本の暑さランキング
これからの時期、7月下旬~8月のお盆にかけてが、一年で一番気温が高くなります。
日本の暑さの記録は、静岡県浜松市と埼玉県熊谷市の41.1℃。なお、40℃以上の酷暑日が最も多く観測されたのは、2022年の7月1日の6地点です。
今年の夏はエルニーニョ現象の影響で、盛夏の時期も太平洋高気圧の勢力の強弱が繰り返される可能性があります。3連休~きょう18日(火)にかけては、夏の太平洋高気圧が強まり連日猛暑となっていますが、あす19日(水)から、太平洋高気圧は弱まり、代わって前線が本州付近を南下する見込みです。災害級の暑さは、ひとまずきょう18日(火)までとなりそうです。
●熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。