東海・近畿を中心に雨雲発達中 午後は関東から西で天気急変 急な雨や雷雨のおそれ
8日月曜正午現在、雨雲レーダーを見ますと、東海・近畿を中心に、あちらこちらで雨雲が発達しており、関東でも、所々に雨雲がかかってきました。午後は関東から西で、急な雨や雷雨のおそれがあります。今、晴れている所でも、天気の急な変化に、ご注意ください。
●雨雲・雷雲が発達中
8日月曜の午前中は、太平洋高気圧の縁を回って、暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、東海・近畿を中心に、大気の状態が不安定になっています。そのため、天気が変わりやすく、日の差している所もあれば、雨や雷雨になっている所もあります。
名古屋市では、日差しもありましたが、昼前には天気が急変して、1時間に9.5ミリ(11時16分まで)の雨を観測しました。
雨雲レーダーを見ますと、正午現在、東海や近畿のあちらこちらで、雨雲や雷雲が発達しています。また、関東でも、千葉県・神奈川県の一部や、群馬県・栃木県の山沿いで、雨雲が発生してきました。
●午後は 関東の内陸部を中心に 発雷確率が高い
午後は、関東から西のあちらこちらで、雨雲や雷雲が発達するでしょう。
発雷確率を見ますと、関東の内陸部を中心に「赤い表示」が目立ち、確率が高くなっています。今、晴れている所でも、急に雨や雷雨となり、局地的な大雨のおそれがありますので、油断はできません。
特に、関東甲信や東海では、雷を伴った「激しい雨」や「非常に激しい雨」が降り、大雨となる所があるでしょう。雨雲が現在の予想以上に発達した場合は、警報級の大雨となる可能性があります。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。
また、「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」というようなことを感じたら、雷雲が近づくサインです。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも、十分お気をつけください。
●「局地的な大雨」が発生 避難のポイントは
「局地的な大雨」が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。
①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。