関東では、今夜からあす(20日)未明にかけて、沿岸部を中心に局地的にカミナリや突風を伴った激しい雨が予想され、大雨となる見込みです。深夜に雨のピークとなるので、低い土地の浸水や道路の冠水など十分ご注意ください。

●千葉や神奈川 警報級の大雨も

関東では、今夜からあす(20日)未明にかけて、低気圧が接近するため、沿岸部を中心に活発な雨雲がかかる見込みです。
特に千葉県や神奈川県では、あすにかけて局地的に1時間に30ミリの激しい雨が予想されます。あす午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、千葉県で100ミリ、神奈川県で80ミリとなっています。予想以上に雨雲が発達した場合は警報級の大雨となる恐れがあります。
また、活発な雨雲の近くでは、落雷や竜巻などの激しい突風、雹にも注意が必要です。
雨のピークが深夜になるため、万が一、避難をする際は2人以上で、周囲の状況をしっかり確認してください。

●今年一番の大雨に 水害時の避難方法の確認を

水害時に、近くの避難所へ歩いて向かう時に、気を付けなければならないことが2つあります。
1つめは、足元に注意することです。冠水すると、水が濁っているため、マンホールの蓋が外れていても、見えにくくなります。また、側溝や川と、道路(歩道)の境目も、わかりにくくなります。転落したり、流されたりする恐れがありますので、無理をして水の中に入らないでください。やむを得ず水の中を歩く場合は、棒などで、足元を確認しながら進んでください。
2つめは、飛んでくるものに注意することです。突風などによって、木の枝や看板などが吹き飛ばされてきたり、壊れた傘などが風に舞ってぶつかってきたりすることがあります。ヘルメットなど、頭を守るものがあると、安心です。
千葉や神奈川などでは今年に入って一番の大雨となる可能性もあります。大雨が予想されない地域でもこの機会に、水害時の避難方法など今一度確認しておくとよさそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士