関東 10月1日(金)は台風の影響 暴風や高波に厳重な警戒が必要
台風16号は、10月1日(金)に「非常に強い」勢力のまま、伊豆諸島にかなり接近する恐れがあります。関東では、1日(金)は暴風が吹き荒れ、2日(土)にかけて、うねりを伴った大しけになるでしょう。また、南部を中心に雨の降る量が多くなる所もありそうです。
●10月1日(金) 関東も荒れた天気
きょう29日(水)は、台風16号が「非常に強い」勢力で、日本の南を北上しています。このあとも日本の南を北上し、あす30日(木)は次第に進路を北東に変え、10月1日(金)には「非常に強い」勢力のまま、伊豆諸島にかなり接近する恐れがあります。その後は、台風は日本の東へ進んで、3日(日)までに温帯低気圧に変わるでしょう。
関東では、10月1日(金)は荒れた天気になりそうです。台風の中心から離れていても、暴風が吹き荒れるでしょう。
【波】あす30日(木)はうねりを伴って、波が高くなってくるでしょう。10月1日(金)から2日(土)頃にかけて、海上ではうねりを伴って大しけになりそうです。
【風】あす30日(木)は北東の風が次第に強まって、10月1日(金)は非常に強い風が吹くでしょう。何かにつかまっていないと立っていられないほどの非常に強い風です。また、看板が落下したり、飛散する恐れもあります。車の運転は通常の速度では困難になりますので、いつも以上に安全運転を心がけてください。
暴風や高波に厳重に警戒してください。また、高潮や塩害にもご注意ください。
【雨】あす30日(木)は夜になると、次第に雨が降り出すでしょう。10月1日(金)は断続的に雨で、沿岸部を中心に雨の降り方が強まる所がありそうです。特に、千葉県では大雨になる恐れがありますので、土砂災害、低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒してください。
●台風のへの備え
台風への早めの備えが必要です。風が強まる前、あすの午前中のうちに済ませましょう。
①雨どいや排水溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。
②窓や雨戸の補強をしましょう。雨戸やシャッターがない場合は、窓ガラスに飛散防止フィルムやガムテープ(養生テープ)、ダンボールなどを貼っておくと、万が一窓ガラスが割れたときに破片が飛び散ってケガをするのを防ぐことができます。カーテンなどを閉めておくことも有効です。窓や雨戸のカギをしっかりとかけましょう。
③植木鉢やバケツなど、屋外やベランダで飛ばされそうなものは、しっかりと固定するか、室内にしまっておきましょう。
④浸水に備えて、土のうや水のうなどを用意しておきましょう。