今夜(30日)からあす(5月1日)明け方にかけて、満月と木星が接近。今回はこの天体ショーを一晩中楽しめるチャンス。あたりが暗くなったら、夜空を見上げてみませんか?



●今夜「満月」と「木星」が接近


今夜(30日)は「満月」です。月の出は東京で午後6時36分。満月が姿を現すと、そこに寄り添うように見られるのが「木星」。木星はまもなく(5月9日)に「衝」を迎えます。「衝」とは、太陽の反対側で「太陽ー地球ー外惑星(地球よりも太陽から遠い軌道を回る惑星)」と並ぶ時のことをいいます。「衝」のときはその外惑星を一晩中観察することができるため、今夜は満月と木星の接近を長い時間楽しめる絶好のチャンスです。肉眼で観察できるのはもちろんのこと、双眼鏡や天体望遠鏡があれば、木星の衛星「ガリレオ」や木星表面の縞模様も観察できますよ。


●今夜のお天気は?


北海道や東北の日本海側は、あす(1日)の明け方にかけて所々で雨が降る見込みです。星空を楽しむのにはあいにくの空模様となってしまうでしょう。東北の太平洋側と関東は、今夜は雲が広がりやすいものの、次第に晴れてくる見込みです。日付が替わる頃からあす(1日)の明け方にかけては、明るく輝く満月とそれに寄り添う木星を観察する絶好のチャンスとなるでしょう。北陸や東海から九州にかけても、あす(1日)にかけて晴れる所が多く、満月と木星のランデブーを広い範囲で楽しめそうです。沖縄は雲が広がりやすく、観察できるのはわずかとなってしまうでしょう。

下の「星空指数」や、リンクの「日直予報士」などで最新の情報をご確認いただき、今夜はぜひ夜空を見上げてみて下さいね。


情報提供元: tenki.jp日直予報士