ダルビッシュが大谷翔平封じ 多彩な持ち球を効果的に駆使「大谷君はやっぱり目がいいですし…」
<パドレス2-1ドジャース>◇22日(日本時間23日)◇ペトコパーク
パドレスのダルビッシュ有投手(39)が6回1安打1失点で今季3勝目を挙げた。「1番DH」で出場したドジャース大谷翔平投手(31)を3打席で2打数無安打に抑え、流れを渡さなかった。
公式戦では4度目の対戦。昨年のポストシーズンでも対戦している打者を相手に、ダルビッシュは第1打席から工夫をこらした。スイーパー、ツーシーム、フォーシーム、スプリット、スライダーなど持ち球を効果的に使い、一ゴロに打ち取った。
「大谷君はやっぱり目がいいですし、1回見た球は覚えてるので。1回のウオーミングアップの時もちゃんと僕が何を投げるかを見て、カーブ投げるんだったらカーブにちゃんとタイミング合わせて振ったりとか、そういうこともしてるのは見てたので。(同じ攻めの)一辺倒で行くことは無理ですし、だから、そういうところはあります」
3打席で2打数無安打。6回の第3打席は四球で歩かせ、続くベッツを併殺に打ち取った。この日の大谷との対戦を改めて振り返り「ダメージって、どういう球で、どういうカウントでどこに打ってるかっていうのも大体分かっているので、それをやっぱり(打者は)打ちたいと思いますし。だから、本人が打てないところもちらつかせながら、打てる球をちらつかせながらっていうところなので、いつも大谷君は」と、心がける大谷対策の一端を明かした。
チームは首位攻防3連戦の初戦を制し、前カードから4連勝。ドジャースと同率首位に並んだ。